☆クロヒゲ♪さんの日記

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- 2009/1/14 23:01
- 今までを振り返って
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- 親父、お袋、兄貴、妹、僕合わせて５人家族。裕福でもなくごく普通の家庭。毎日みんな仕事や学校が終わると一緒にご飯を食べながらテレビを見て笑ったりケンカしたりホント幸せだった。
  親父には夢があった。自分がバカで大学にいけなかったから子供にその思いを託す事だった。
  僕は親父の夢を実現させる為学校では勉強しなかったけど塾では一生懸命勉強した。その結果なんとか大学には合格できそうな所まできた。親父はすごく嬉しそうだった。
  でもセンター試験の申し込みのちょっと前に親父の勤めている会社が談合で起訴されて経営が悪くなった事をお袋から聞いた。お袋は大学に入るお金がなくなったから諦めなさいって言われた。でも親父は『ちゃんと勉強しよるかぁ』と何もなかったかのように振る舞ってた。僕は悩んだ。親父の夢をとるか、家庭の安定をとるか。考えた結果親父に話した。
  『お父さん、俺さ、大学行って家族と離れるの寂しいからさ近くで就職したいんだ。』僕に出来る精一杯の嘘だった。
  親父はそんな精一杯の嘘を見抜いてた。親父は『ゴメンな。お父さんの力不足で。ホントゴメンな。』初めて親父の涙をみた。自分の夢が叶わなかった悔しさと子供の夢を叶えられなかったという二つの気持ちだったと思う。