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    • 2010/4/1 21:27
    • 本当にあった怖い話
    • コメント(28)
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  • "アバター"
    • 僕ももう大学生。
       
      一人暮らしの身になり、やはり何といってもテンションがあがるのが、AVコーナーだ。
      高校生がチロチロ見てるのを横目に、あたかも常連のように暖簾をくぐる。
      このときの快感といったら、ぷよぷよの12連鎖に引けをとらないくらいなのだ。
       
      そんなこんなで僕はそのとき、札幌のゲオやビデオ取扱店を、既に六軒まわっていた。
       
      七軒目。
      僕の家から北に30条、東に5丁くらい離れたところにあるゲオで事件は起こった。
       
      そのとき、1枚580円の中古AV(とは言ってもDVD)が3枚1000円で販売されていた。
      『もうさっき買ったからいっかな~…』
       
      と店を出ようとしたその時…
       
      かなり綺麗な店員が目に入った。
      しかも巨乳ロリ顔…
       
      僕は閃いた。
      (しめしめ…)
       
      おもむろにマニアもの3枚を手にとり、CD2枚を上にかぶせてレジに向かう僕。
      (どんな反応するかね…ヶヶヶ試してやろう…)
       
      何食わぬ顔で商品を確認する彼女。
      この時私は勝利を確信した。しかし、これが甘かったのだ。
       
      ちなみにこの時点で後ろに一人並んでいた。
       
      彼女の仕事のポーカーフェイスぶりに感心していると、彼女はAVだけを目立つところへ置いた。
       
      ん?と思っていると、彼女はCDの包装をやぶりだす。
      そして一枚一枚キズがないか僕に確認させた。
      (まずい…後ろに三人も並んでいる…)
      ここで負けてはいけない、僕はすかさずAVを指差し、『こちらは確認いらないですよemoji
       
      すると彼女、あろうことか既に後ろに三人もいる状態でDVDを見せるように
      『こちらは確認いらないのですねemoji?こちらも…』
       
      さすがに恥ずかしくなってきたので安静にする僕。
      彼女はAV用の黒い袋をゆっくりゆっくり用意する。
      この時他の店員2人は電話応対中…
      この時点で後ろに5人並んだ。
       
      『ではお客様、こちらっ、あっ!』
       
      あ ろ う こ と か
       
      彼女はこの状態でAVを落としてしまった。
      飛び散るマニアもの達…
      急いで拾う僕…
       
      そして何故かCDから袋にいれ、DVDケースをゆっくり拭いてから僕に渡す彼女…
       
      僕はこの時後ろの5人を見て、そして改めて彼女を見て確信した。
       
      『俺の完敗だ…』
       
       
      異常なバトル時間が経過した後、ゲオには確かに平和とそれを守り通した1人の店員が存在した。
       
      ウィーンっ
      『ありがとうございました~』
       
       
       
       
       
      負けたぜ…

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