助教授＠ｸﾗｳｽさんとモバ友になろう！
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- 2010/6/10 20:39
- ◆六月六日 日曜日 17時23分
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- 憂鬱な日曜日の午後。
太陽は西に傾き、窓から差し込む夕陽が一日の別れを惜しむかのように私の片頬を炙っている。
火照った身体は深くソファに埋もれ、焦点の定まらない眼差しは天井の水面にゆらゆらと揺れて。
特に見たい番組も無いのに、なんとなくで付けてしまったテレビ
その画面は虚ろに移ろい、一秒前の場面でさえ頭からすり落ちてしまう。
この景色の中で終わらないものなど何一つ無い。
知っているのは昨日から明日へと時が駆け抜けていく、その速さ。
やがて空は闇に覆われる。
それは悲しいこと？
それを考えることは、今の自分には出来ない。
何故なら今の私は満ち足りているのだから。
この空間にあるなにもかもが、小さな奇跡で出来ている
なのに与えられる現実はとても残酷。
一瞬の輝きは
永遠のような儚さ
そろそろ終わる
夢の肖像
気付いたら、日曜日。
傍の水槽の中で亀がポチャリと、もがいた。
- 憂鬱な日曜日の午後。
