『親方β』さんの日記

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- 2012/5/15 21:59
- 15年振りのスターチス
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- 15年前の今日この世に生を受ける事なく何も告げる事なく
  昨日までお腹の中で動いていたのに
  その身体は小さく冷たく…
  市役所に出生届けを貰うはずが…
  死亡届け
  埋葬許可書
  
  小さな身体は小さな棺に
  可愛い服も可愛い姿も見せて頂く事もなく
  せめて小さい花で飾ろうと
  何も知識もなく花屋に行き店員に
  『変わらない思い』と言う花言葉の花を貰えませんかと
  準備された花はとても小さく小さな彼女にピッタリ
  顔以外をスターチスの花布団にして出棺したこの日を15年振りに記憶の断片ではなく全てが夢の中でリスペクト小さな仏壇に手を合わせる瞬間に目を覚まし携帯を取り日付を見ると
  5月15日
  … やっぱりかぁ
  消して忘れる訳じゃないけど15年前の記憶が夢として鮮明に出るとは
  小さな彼女に会いたくて
  二度と敷居をまたがないはずの先方に事情を話し敷居を越え小さな彼女にスターチスの花束を添えてほんの少しお話しをして来ました
  『まだそっちには行けないんだよ寂しい思いをさせてごめん』と
  
  親より先に逝く事の辛さいつからから薄れてたんだなぁと深く反省しながら小さな彼女の元を離れて来ました。
  
  15年前の出来事が鮮明な夢はとてもどこか温かく切ない目覚めでした
  
  とても長文で切ない日記でしたね