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- 2017/4/12 23:16
- 真央ちゃんに金メダルを届けよう
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- 思えばバンクーバーでの真央ちゃんの演技は群を抜いていた。
僕の記憶が確かなら、ショートプログラムを含めて3回のトリプルアクセルを成功させたのだから。
もちろん、スピンもステップも最高レベル。本来なら羽生選手も真っ青の世界最高得点での金メダルでも不思議はなかった。
不透明な採点基準に不可思議な得点。今の採点基準で『ビデオ判定』を使って採点し直せば、きっと浅田真央がぶっちぎりで優勝したに違いない。
トリプルアクセルがトリプルに負けたのだ。これほど理不尽な採点はないだろう。
トリプルアクセルを成功させるために、彼女はどれほどの研鑽を積んだことか。天才と呼ばれた少女が、どれほどの汗と涙を流したことか…。
その努力が評価されないオリンピック競技とは、いったい何を競っていたのか?
当時の審査員が持つ特殊な価値観や美意識によって、曖昧な採点基準が更に曖昧になって、ひとりの天才少女が積み上げてきた研鑽が蔑ろにされた。
それが時代のせいだと片付けるのは容易い。オリンピックの採点競技だからと言ってしまえばそれまでだ
そこから先に、この競技は進まない。ただのアイスショーか美少女コンテストだ。
それなら浅田真央のような努力も研鑽も、汗も涙もいらない。可愛い顔をして、審査員に『ウインク』でもしていればいいのだ。
バンクーバーでのフィギュアスケートは競技ではなく、ショーに過ぎなかったと言えるかも知れない。
皮肉な事に、そんなアイスショーや美少女コンテストまがいだったフィギュアスケートを本当の意味で本来の『競技』に導いたのが、銀メダルに『敗れた』浅田真央だった。
浅田真央が先導し、彼女の魅力に夢中になった日本人の多くのファンが支えとなり、フィギュアスケート発展の原動力となったのは間違いない。
真央ちゃんと、彼女を支える多くの日本人が一緒になって、フィギュアスケートを単なる美少女コンテストから、魅力溢れる競技スポーツへと一気に押し上げた。
しかし、その事がまた逆に年齢を重ねた浅田真央選手にとって不利に働いたのは、不運としか言いようがない。
しかし彼女は倒れなかった。いや、倒れても何度も立ち上がって努力と研鑽を積んだ。
そして遂に、ソチで最も輝きを放つことになる。
浅田真央は『ゴールドメダリスト』ではなく『アーティスト』として世界を超えたのだ。
(つづく)
- 思えばバンクーバーでの真央ちゃんの演技は群を抜いていた。