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    • 2014/10/19 0:12
    • 2014.10.18 18:25
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    • 覚悟していた。 夕方の散歩を催促され出かけた。俺の前を歩く姿、いつも通りの光景だった。

      でも唐突に足元ふらつき、呼び掛けてもこちらを向かない。
      様子がおかしいと思った、そう思ったけれど以前も疲れて座り込み抱いて家へ帰った事があった為に疲労が出たのかと思った。

      歩けそうもないので抱き上げて家へ歩き出した。
      この時点で家に連絡すらば良かったと今更思う。
      散歩コースの国道を家に向かって渡りきった辺りで一度その場に降ろし、動けないかと問い掛けてみたが動かない。
      家に連絡しようとした途端、その場に寝てしまいここで事態の重さに気付く。
      名前を呼びながら揺するが反応はなく目を見開いたまま呼吸がない。
      色々な事が頭を駆け抜けたがとった行動は単で心臓マッサージに人工呼吸。
      心臓マッサージと人工呼吸を繰り返していると身体が動いた。それだけだった。
      肺の空気を吐き出す様に噎せただけだった。
      その後父親がきて状況を説明、その時点でもう脈はなく呼吸も戻らなかった。
      父親の膝の上で力なく落ちる頭を見ている時の無力感は忘れられないと思う。

      病院では心臓マッサージが繰り返し行われ、私が行っていた心臓マッサージなど比べられないほどの力で行われるのを見て、正確な心臓マッサージをしていたら戻ったのかも知れないと思わずには居られなかった。
      医師も「難しいかも知れない」と言っていたし、何より俺自身分かっていた。

      -心停止から処置まで時間が掛かりすぎている-

      父親の一言と医師の謝罪で処置が止められた。
      謝罪するなら俺だろうと思ったけれど口には出せなかった。たぶん口を開いていたら帰りの運転なんて出来なかった。

      そんな訳で15年の命を生き抜いたんだ。
      人間に換算するとおよそ158歳。
      俺の弟の様な存在として我が家に来て、いつの間にか我が家の長老に成っていた愛犬は今日亡くなりました。

      今は隣の部屋で冷たく冷えた身体で、眠る様に横たわっている。

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