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- 2020/6/7 19:22
- 「ドミノ」、「ジョジョ・ラビット」
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- 〈劇場〉
「ドミノ~復讐の咆哮~」
ブライアン・デ・パルマ監督待望の最新作はヨーロッパ資本(デンマーク・フランス・イタリア・ベルギー・オランダ合作)という。コチラ監督自身も納得いかず、評判も良くないようですが、ワタクシ含めたデパルマ信奉者にはそんなに悪くないのでは感じました。2010年代なら「パッション」よりもコチラが好きだったり。
「裏窓」「めまい」等のヒッチコック技法の応用やかつてのユーロクライム映画(「死神の骨をしゃぶれ」みたいな)を思わせる残酷、「ホテルムンバイ」みたいなイスラムテロのリモート殺人、復讐の連鎖、デパルマ作品のかつての常連グレッグ・ヘンリーみたいな雰囲気のガイ・ピアース、大団円の盛り上がりなど見どころ満載でしたよ(^o^)
デパルマファンは必見。
評価【★★★★★】
〈配信サイト〉
「ジョジョラビット」
「マイティーソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督による第二次大戦中のドイツを舞台にしたヒューマンコメディ。
大抵この時代が舞台の作品は悲壮感や殺伐とした雰囲気なのに、コチラは出だしは妙に軽快という。
主人公のドイツ人少年ジョジョは妄想のヒトラー(演じてるのはタイカ監督)と脳内会話というのも興味深い。
だれでも子供時代、スポーツ選手だったり、映画スターだったりに憧れるけど、やはりこの時期のドイツの子供にはヒトラーは雲の上の人というのも仕方ない。
しかし、中盤以降ドイツ少年からみた非情なる戦時下の残酷及びヒトラーが根性の悪い狂気の殺○鬼だという現実が突きつけられるシリアス展開に。しかし鑑賞後ほんわかとなれるストーリーなのがまた凄い。
登場人物はスカーレット・ヨハンソン演じる母親も良かったが、厳しい状況でも粋にジョジョを助けるドイツ軍人を演じたサム・ロックウェルが一番光ってましたね。(^_^)
ワタクシ的には昔から好きな俳優でしたが、「スリービルボード」以前はなぜかあまり出てなくて、「スリー~」以降は引っ張りだこという、やはり実力ある役者だったのが本作品でも示されてましたね(^^♪
評価【★★★★★】
狂気の時代を描いているものの、ところどころほのかでクスクス笑えるシーンも違和感なく交えてます(^^)
- 〈劇場〉