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- 2025/6/4 17:56
- ＡＩホラー劇場【黒猫】
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- 【黒猫】
脚本Onigiri
AI画像生成・作・Onigiri
榊原聖哉(８才)小学2年生
昼下がりの公園で1人でいる聖哉
聖哉は友達が一人もいなかった
それはイジメにあってるとかではなく
聖哉に問題があったのだ
聖哉は暴力衝動を抑えられない
状態になっていた
いわゆるサイコパスである
学校でもクラスの同級生の
膝に鉛筆を突き刺し
更に女子生徒のスカートを
カッターで切り刻み
2階の窓から花瓶を落とし
危なく下の生徒に当たるところだった…
更には学校で飼ってるウサギや
ノラの白猫を解剖していたとこを
目撃されていた…
警察沙汰になり教師や両親にさえ
見放され孤立していった
そして今、運が悪いことに…
公園のベンチで休んでいる黒猫がいた
聖哉は満面の笑みを浮かべ
落ちてる石を黒猫に投げつけた
何度も…何度も…
そして尖った石は黒猫の頭に激突し
黒猫の頭から血が噴き出した
黒猫は慌てて
フラフラになりながらも
何とか逃げていった
聖哉はキョロキョロと辺りを見渡し
更なる獲物を探している
…日も暮れて夕方になる頃
聖哉は後ろから声をかけられた
そこには黒い着物の女が立っていた
黒い着物の女
｢お前にも痛みを味合わせてやる｣
と言うと女の頭から猫の耳が生える
そして目は黄色く光り
生えた尻尾は2つに分かれ
伝説の妖怪・猫又へと変身した
石を持ちニヤリと笑う猫又
そして…
(ガンッ！！)
聖哉の頭から血が噴き出し
顔中に鮮血が流れる
猫又の投げた石が聖哉の頭に
当たったのだ
聖哉
｢いた……イタい……
イタい！イタい！イタい！
痛い痛い痛いーーっ！！｣
泣きじゃくり頭を押さえる聖哉
猫又は笑みを浮かべ、クルリと
後ろを向く
すると猫又の尻尾は長く伸び
聖哉の身体に巻き付く
身動きがとれなくなる聖哉
聖哉
｢た、たすけ、たすけて…｣
猫又
｢お前が命を奪ったあの白猫は
私の大事な親友だった！！
お前はここで
焼き尽くすーっ！！｣
猫又が叫ぶと
尻尾から火炎が吹き出し
聖哉の身体を業火が包み込む！
聖哉
｢ぎゃああぁぁああ!!!!
あついよぉー！おかぁさーん！！｣
真っ白な灰に燃え尽きるまでの
最後の瞬間、一瞬ではあるが
聖哉はサイコパスではない
純粋な子供へと戻っていた
風で舞っていく聖哉の灰…
猫又は黒猫の姿に戻り
公園のベンチの上に乗り
眠りについた
END -
- 【黒猫】
