Onigiriさんの日記

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- 2025/5/24 15:53
- ＡＩホラー劇場【赤い肉と青い肉】
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- 【赤い肉と青い肉】
  
  脚本Onigiri
  AI画像生成・作・Onigiri
  
  　
  島谷耕一(32)サラリーマン
  
  仕事帰りにいつもの地下鉄に乗ろうと
  島谷はホームで電車を待っていた
  
  スマホで小説を読んで集中していると
  後ろから女の人の声がしました
  
  ？？？
  ｢…い…と………あお……しい？｣
  
  小さくか細い声に島谷は
  首を傾げ、もしかして電話してるのか？
  と気にしませんでした
  
  ですが、その数秒後…
  
  ｢あか……と……いに……が……い｣
  
  また後ろの女は何かを呟きました…
  
  さすがに気になり島谷は
  後ろを振りかると…そこには…
  
  赤い服を着た女が不敵な笑みを浮かべ
  島谷をじっと見つめています…
  
  島谷はギョッとしてスマホへ
  目線を戻しました
  
  島谷
  ｢なんなんだ…？頭おかしいのか？｣
  
  島谷はとにかく無視をしようと
  電車を待ちます
  
  すると駅のアナウンスが流れます
  
  ｢一番線、新宿方面への電車が参ります
  危ないので白線の内側までお下がりください｣
  
  ようやく電車が来るなと島谷が
  思ったその瞬間に
  
  後ろから今度ははっきりと
  女の声が聞こえました
  
  赤い服の女
  ｢赤い肉と青い肉どっちが良い？｣
  
  島谷は自分に言ってるなと気づきながらも
  無視を続けますが…
  
  女は何度も繰り返します
  
  島谷はイラッとして
  女の方へ振り返り怒鳴りました
  
  島谷
  ｢うるさいんだよ！こっちは疲れてんだ！
  頭おかしいのか！？なんの怪談話だよ！｣
  
  赤い服の女
  ｢赤い肉と青い肉どっちが良い？｣
  
  島谷
  ｢赤い肉だよ！赤い肉ー！
  これで良いか！バカヤロウ！｣　　　
  
  そこへ地下鉄の電車が向こうの方から
  今まさに入ろうとした瞬間でした…
  
  ドンッ!!!!
  
  島谷
  ｢えっ？｣
  
  背中に手で押された感触を
  感じた島谷はその瞬間に　
  線路の方へと身体が浮いていて…
  
  スローモーションの中、
  島谷は振り返り女を見ました…
  
  するとそこには
  赤い服の女が両手を伸ばしていて
  ニヤリと不気味に笑っていたのです…
  
  そして、その瞬間に
  フラッシュバックして島谷は
  思い出します…
  
  島谷
  ｢この女、小学生の時に
  俺がいじめてた…渡辺だ｣
  
  キキーーーーィ！！
  
  ドカーーーーーン!!!!!!
  
  ｢キャーーー！｣
  
  ｢じ、人身事故だー！｣
  
  パニックになる駅のホーム…
  
  赤い服の女はそのまま
  地下鉄の階段をあがり
  去って行きます
  
  　
  満面の笑みを浮かべて…
  
  　　　　　　　　　　　END