†夜麗†さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2016/3/8 22:44
- 間も無く
-
- コメント(0)
- 閲覧(18)
-
-
あの恐ろしい東日本大震災から、間も無く五年の月日が経とうとしています。
あの日の事はまるで昨日の事の様に思い出せるのに、僕自身と僕を取り巻く環境は目まぐるしく変わっていき、時の流れの残酷さを痛い程思い知らされます。
最近は「震災から間も無く五年」というテーマで特番が組まれ、その中で津波の映像が流れる事がありますが、それを見るのは未だに辛いです。
震災直後、嫌という程現実に起きた自然災害の凄まじさを思い知らされ、為す術無く幾多の尊い命が失われていった様を、画面越しではありますが何度も目にしましたから……
……これはお話しすべき事では無いのかも知れませんが、僕一人の胸の内に収めておくのも何だか辛いので、少しお話しさせて下さい。
僕は震災から間も無くして、こんな夢を見る様になりました。
大勢の人達が、僕の目の前で生気を無くしているかの様にフラフラと海の方へ向かって歩いていくんです。
僕は慌ててその人達を止めようと駆け出しましたが、何時しか僕の足の下は海となっていて、僕の身体は海の底へと沈んでいきました。
息が出来ず、もがく僕を、先程海へ向かって歩いていた大勢の人達が恨めしそうに見つめていました。
そして僕の耳にでは無く、頭の中に直接その人達の声が響いてきました。
“どうしてお前が生きているんだ”
“私達はまだ死にたくなんかなかったのに”
“お前が代わりに死ねばいい”
その人達の恨みの奔流にこれまでに感じた事の無い恐怖と悲しみを感じ、思わず目が覚め、その後は暫く寝付けませんでした。
そして夢に出てきたあの人達は、津波で亡くなった人達なのでは無いのかと思うと同時に、涙が止めどなく溢れてきました。
そして声に出さず、何度も何度も、誰に対してでもなく、謝り続けました。
“生きていてごめんなさい、僕が代わりに死ねば良かった”と。
あれから五年の月日が経ち、今ではその夢を見る事は無くなりましたが、あの夢は今でも僕の脳裏に焼き付いていて、毎年この日が来る度に思い起こされ、当たり前の日常を享受している自分自身に疑問と違和感を抱かせます。
……突然こんな話をしてすみません。
ですが此処に打ち明けられた事で少し気持ちが楽になりました。
嫌な気持ちにさせてしまったら、本当に申し訳ありませんでした。