†夜麗†さんとモバ友になろう!
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- 2014/3/11 21:00
- 3.11
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東日本大震災が発生してから今日で三年を迎え、震災での僕の体験談を綴るこの日記を書くのも今年で三回目となりました。
『もう三年』、『まだ三年』と、この三年間に対する思いは人それぞれ違うと思います。
僕にとっては『もう三年』でしょうか。
三年前の今日の事は、今でも鮮明に思い出せます。
三年前の今頃の時間は、真っ暗な家の中で、蝋燭に火を灯しながら、家族と共に身を寄せ合いながら夕食を食べていました。
その日の夕食は、母が仕事に出る前に作っていたカレーでしたが、電気が止まっていてIHも電子レンジも使えず、ガスコンロで鍋を熱し、冷えたままの余りご飯にカレーをかけて食べました。
何時もと違う食卓でのカレーでしたが、そのカレーは特別な味がしました。
きっと、『本当の意味で』家族揃っての夕食だったから、特別に感じられたのだと、僕は思います。
あの地震でもし、家族が誰か一人でも欠けていたら、家族五人揃っての夕食は二度と叶わない。
身近な誰かを失う事に恐怖を感じていたから、あの夜の夕食は安堵に溢れていた。
ーーだから、僕は今でも夕食にカレーを食べる時、あの日の夜の事を思い出すのです。
震災当初は、震災を『忘れられない』記憶として捉えていましたが、今では『忘れてはいけない』記憶として捉え、胸に刻みつけています。
人の力では抗えない自然の脅威により、無念のまま命を落とした方々が居る事、心に深い傷を負い、悲しみと闘いながらも敢然と前を向いて今日を生きる被災者の方々が大勢居る事、そしてそれらを決して他人事だと思ってはいけないという事を、漸く自覚したからです。
東日本大震災の記憶は、後世まで語り継いでいかなければならない、そう痛感する三年目でした。
2014.3.11