☆洸冥★さんの日記

更新する

- 2011/11/11 9:50
- マヤウルのおくりもの
- コメント(0)
- 閲覧(36)
- ちょっと前の話になるけど…
  
  俺の弟の友人
  元々俺も弟も小・中学校が一緒だったから、歳が離れていても仲が良く、昔から３人で色々悪さもした。
  
  そんな弟の友人の話。
  
  弟は車が好きで、友人はバイクが好きで…俺はどちらも興味がなくて(苦笑)
  
  頭が良かったから、課題の分からない部分を弟に教えたり…
  
  弟が悪さの濡れ衣を着せられた時も『あいつはそんなつまらん悪さはせん！！俺はいつも〇〇(←弟の名前)の味方やで！！』って証言と実証の矛盾を見つけては無実を証明した事もあったっけな。
  
  そんな友人が最近
  
  他界した…………
  癌だったと…
  享年20…
  
  癌になっていた事の連絡もなく、何にも知らされず、ただ伝えられたのは【他界した】という事後報告…。
  
  突然言われても、頭の整理をしても、出す言葉が無かった。
  
  弟は何も言わず自分の部屋の壁を殴ってた。
  
  詳しく聞けばもっと辛かった…
  
  友人は癌だったが、無事摘出できた。
  ↓
  入院生活から一時帰宅を許可され、母親と我が家に帰宅。
  ↓
  久しぶりの我が家、母親も嬉しかったらしく、晩御飯の買い出しへ行く。
  ↓
  一時帰宅と言えど、安静にしなきゃという事で部屋で横になる。
  ↓
  母親が買い出しから帰って来て、我が子を見る。
  ↓
  …静かに息を引き取っていた。
  
  こんなのアリなん
  一時帰宅した日に死ぬって
  
  確かに病院から我が家に戻ってきて、張りつめた気持ちが切れたのかも知れんけど…
  
  生きていて、買い出しに行ってる間に死ぬって
  
  病院のベッドではなく、自分のベッドで苦しんだ形跡もなく寝ているようだったと聞いたが…
  
  運命ってなんだろな…
  ホントに…なんだろな…
  
  でももっと辛いのは、その友人の両親だと思う。
  
  自分より先に我が子が旅立つとか誰が想像したか？
  
  無事摘出できて、延命できた我が子が一時帰宅の許可をもらった日に他界するとか誰が想像したか？
  
  ただ買い出しに行っただけの短時間に我が子の死に目に逢えなかった気持ち。
  
  死に目に傍にいれなかった気持ち。
  
  その辛さなんて他人じゃ想像できない。
  
  何も言えないけど、せめて言わせて欲しい。
  
  お前の分まで生きるとは言い張れないが、恥じない生き方を心掛けるから。
  見守ってくれたら嬉しい。
  
  今日は君が望む永遠の最終話を見てた…
  久しぶりに哀しさに浸った。
  何度見ても無理…感動だ。