シロ★クマさんとモバ友になろう!
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- 2008/10/9 3:44
- 満月の夕
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今なお人々の心に傷を残す阪神大震災。
当時、途方にくれながらも復興の為立ち上がろうとする被災者の方々に、勇気を与え続けた歌があります。
SOUL FLOWER UNION
『満月の夕(ゆうべ)』
被災地でボランティアと慰安活動を続けた彼等が、現地で作った鎮魂歌であり、人間賛歌であり、応援歌。
その後、多くのミュージシャンに歌われ続ける事となったこの曲を私が初めて聞いたのは、ジャズシンガー酒井俊さんのカバーしたものでした。
当初そのような背景は知りませんでしたが、何故かとても感動し、目頭が熱くなったのを覚えています。
即CDも買い、幸運にも酒井俊さんのミニライブに参加でき生で聞く事でさらに大好きな曲となりましたが、オリジナルを聞いたのはそれからかなり後になりました。
酒井俊のアレンジよりは淡々と、しかし力強く豪快に。
SOUL FLOWER UNION 中川敬氏が歌う原曲を聞いたとき、再び強い感動から涙がこぼれそうになり、まさしく「魂の入った歌」の力というものを改めて実感したのでした
是非たくさんの方に知ってもらいたい、本物の名曲です。
風が吹く 港の方から
焼け跡を包むようにおどす風
悲しくて全てを笑う
乾く冬の夕(ゆうべ)
時を超え国境線から
幾千里のがれきの町に立つ
この胸の振り子は鳴らす
“今”を刻む為
飼い主をなくした柴が
同胞とじゃれながら車道(みち)を往く
解き放たれすべてを笑う
乾く冬の夕
ヤサホーヤ
うたがきこえる
眠らずに朝まで踊る
ヤサホーヤ
焚火を囲む
吐く息の白さが踊る
解き放て
いのちで笑え
満月の夕