ガラム▽さんとモバ友になろう!
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- 2009/6/15 6:09
- cafe
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- 昨日の昼間は、無性に本が読みたくなったので、市内のスタバへ向かった。
市内を選んだのは、特に理由はなかったが、そこしか思い付かなかったのだ。
日中は、梅雨入りをしたと言うのに、雲一つ無い晴天だった。
酷く渇いた喉に、アイスコーヒーを流し込みながら、半分以上読み終えたニコラス・スパークスの2006年の作品を鞄の中から取り出した。
こうして外に出て本を読もうなど、少し前の僕なら思いもしなかっただろう。
だけど、今は不思議とそうしたかった。
今は、どんなに騒がしい場所にいても、本を読んでいる間は、ノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドフォンを付けているみたいに、どんな音も特に気にならなかった。
本の内容は、ニコラス・スパークスお得意の真実の愛についてのストーリーだ。
後少しでクライマックスと言うところで集中が途切れたので、外に出て煙草を吸いながら、街の流れを眺めていた。
例えば、ここに僕がいなくても世界は何も変わらず回っているのだろうか?
それとも、僕がここにいるから世界が上手く回っているのだろうか?
どちらとも言えないが、後者の可能性は窮めて低い事はわかっていたが、認めたくはなかった。
自分の存在する意味を探して、意味の中で生きる事はしたくはなかったが、人とはそういう生き物だと言う事も知っている。
だけど、考えてもキリが無いので、次の事を考えた。
次の事とは、アメリカ人と英語で話しをしている日本人を見て、自分が英語を学ばなかった事で、どれだけ世界を狭めているかを考えていた。
だが、最後は全て本の内容に掻き消されていた。
どんな事を考えてみても、本の中の主人公が考えている事の方が深いように思えたからだ。
僕が今悩んでいる事は、誰にも答えはわからないものだ。
そんな事を考えているより、本の続きを想像している方がずっと楽しかったのだ。
そんなふうに煙草を吸っている間の10分は、あっという間に過ぎて行った。
席に戻り、続きを読み始めたが、直ぐに友人が僕の肩を叩いた。
そういえば、昨日の夜に出掛ける約束をしていた事を忘れていた。
本との付き合いが、これから先、長くなるような予感がした一日だった。
来週の日曜日は、blueと言うcafeで読むつもりだ。
- 昨日の昼間は、無性に本が読みたくなったので、市内のスタバへ向かった。