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    • 2009/6/10 2:41
    • さてさて
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    • ドーナツの真ん中
      ドーナツがある。
      二人の兄弟が隣同士に座っている。
      二人の真ん中には黒い袋に入った一つのドーナツがある。袋には『ドーナツ』としか書いていない。中身は見えない。
      二人はドーナツを見ている。
      A「ドーナツの真ん中を食べてごらん。」
      B「無理だよ、だって真ん中は穴じゃん。そこには何もないね」
      A「いやいや、真ん中を食べてって言ったんだけどさ、ドーナツって穴は食べれない、味もしない、何もないじゃん。でもね、実際は
      ドーナツの真ん中はそんな簡単なもんじゃない。」
      B「………」
      A「いいかい、ドーナツを置く。プールに浮きわを浮かべるようにね。そして横から切る。半分にね、パカッとなるように横からスパッと切るとドーナツは上下に分かれる。そしてふたを開けるかのように、ドーナツを上下に切り離して、見てごらん、切口を。ドーナツの真ん中、それはこのちゃいろく揚げ色がついた外側に対してうす黄色くてやわらいふわふわした部分、つまり中身だね。そこを綺麗に、ぐるっと一周食べればいいんだよ。」

      B「くだらね~」
      A「???」
      B「そもそも、そんなこと考えて食べないし、ドーナツの真ん中のことなんてお前以外誰も考えねえよ!!!」
      A「!!!??」
      B「ようはあんたが言いたいのはドーナツの真ん中はないように見えて、あるって 言いたいんだろ!」
      A「ないように見えるって、ないものは見ることはできないよ!!」
      B「うるさいな、ないものを見るんぢゃなくて、そのものの状態、変化、とか本来あるべき姿ってのを想像して何かが欠けていれば。そこには足りないものがあるの。そこには足りない何かがあるの!それが見たまんまの形になってあるものとないものを区別するの!!俺にとってそこにあるべくしてないものが見えるの。」
      A「何が言いたいの?」
      B「うっせーな!!!そんなことよりどっちが食べるんだよ!!このドーナツ!!!」
      A「どうしようか。」

      つづく

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