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    • 2009/3/8 22:00
    • 社会の定常性
    • コメント(1)
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    • 幾度か書いていることだけれど、まとめとして書きたい。
      たとえば、漫画の新刊の売れ行きが低迷している。何故か。それは書店に面白い漫画の本が幾らでもあるし、各家庭にも親が買った本が揃っている。それらを
      読んでいるだけで足りてしまうのだ。新しいものを作れば、どんどん売れる時代というのは、もう終わった。古い名作を越える新作はそんなには出ないだろう。
      工業製品も同じだ。古くなって買い替える必要がある以外は、ものはほぼ足りている。性能がアップし、耐久性も増しているから、長く使える。新しい製品は、古い製品よりも劇的に優れているわけではない。技術的に達成されてしまったのだ。
      人口も増えない。高性能で耐久性のあるものを作れば、必然的に新しいものは売れなくなる。山を削って宅地にして、新しい家をどんどん建てても、古い家が売れないから引っ越せないために新しいものは売れなくなる。
      発展はいつまでも続くわけではない。これは悲しむことではない。発展こそが異常な状態だった、と考えるべきだ。発展の中で生まれたビジネスのスタイルは、達成した安定社会では適用できないのは当然である。不景気なのではなく、社会は定常状態に至りつつある、と捉えるべきだと思う。
      このような社会では、仕事がなくなるのではないか、と不安を感じる人も多いと思うが、そうではない。必ずどこかに人間がするべき作業はある。たとえば、昔はなかったのに、今は大勢の人たちが、娯楽や趣味に関連する商品を作ったり売ったりする仕事をしている。こういった衣食住に関係のない仕事は、貧しい時代には存在しなかった。社会が達成に近づいても、仕事がなくなるわけではなく、仕事というものの範囲が変わるだけである。

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