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- 2008/10/23 23:27
- 悪夢2
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- ~内容~
それからしばらくして、僕は彼女に連絡を取ってみました。
しかし本人にも繋がらない日が続き、心配になり、ついには自宅にも連絡を取ってみたものの……
彼女は家にもずっと帰ってないという事だけが分かった。
彼女の両親はというと、娘は今までに何度も長期の家出をしているからと、その時は深く心配してはいないようだった。
僕としては心配で仕方がなかった。
なにしろアレ以来、すでに三ヶ月も経っていたからである。
そんな中、再び友人から例の合コンにまた来てくれと言われたが、正直それどころではない。
しかし、強引な友人に弱い僕は結局合コン会場に行くことになってしまった。
仕方ないので合コン中でも、何か彼女について調べようと考えていると、前回も来ていた彼女の女友達に出会った。
彼女とは親しそうだったので、当然女友達にも彼女の事を聞いてみた。
すると女友達の方も会場を出て以来、彼女の姿を見ていないと言う。
僕はその時恐怖が現実味を増してきている事を感じた。
ずっと頭の中にあった「誘拐」という言葉。
僕は慌てて会場のスタッフ全員に彼女の事を聞いて回った。
しかし、誰もが口を揃えて知らないと言う。
だが、そんな中でも全然手掛かりが無い訳ではなかった。
偶然にも、酔った中年スタッフが彼女に関わっていると思われる話をしていたのだった。
僕は過敏に反応し、思わず掴みかかっていた。
暴力は振るわなかったが、怒鳴りながら問いただすと、衝撃の真実を聞く事になってしまった……。
なんと、この合コンは、ヤクザが人身売買に使う為の綺麗な女性を手に入れる為のネズミ取りなのだと言う。
選ばれた女性はどうなるのか?
まずは一人でいるところを拉致され、監禁される。
次に売春の準備をし、一夜の買い手を募る。
あげく使い古された商品=女性はマニアの間で流行りの解体プレイ用として売られてしまう。
解体プレイとなると、マニア達の手によって人体を欲望のままに切断されるのだから、まず助からない。
僕は更なる恐怖と焦りを感じ、すぐに売買されている場所を聞いた。
その中年も気が狂う前はまともな人間だったのか、今の時間なら数人の監視を残しただけの何もない監禁時間だと教えてくれた。
僕は止まらぬ汗をぬぐいながら、監禁されているという場所に急いだ……。
~続く~
- ~内容~