Ａshさんとモバ友になろう！
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- 2006/7/24 17:14
- 夏と片割れと熱さの理由
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- 「あちぃー」
同じベッドに猫一匹。
扇子でパタパタと扇ぎながら、風鈴の音に耳を澄まし、夏の熱さをしのごうとコンビニで買ってきたかき氷を口に入れる。
だけど、少しも涼しくならない。
仕方ないから扇風機を取り出して、エアコンをつける。
まだ熱い。
涼しそうなのは、おれの体にくっついてる猫
「くそ。離れろよ」
去年まではこの猫は、双子の兄の体にくっついていた。
兄はすぐに立ち上がり、弟から逃げていたが、弟はすぐ追いかけてきて兄にくっついた。
それを何度か繰り返すと、兄は諦めたのかそれを許していた。
猫の頭を撫でる
今、なんで兄にくっついていないか。
それはみんなに考えを任すことにする
おれからは言いたくないんだ。
これから本格的な夏が始まるのに、この猫がくっついている限り、おれには涼しい夏はありえないのか。
それはやだな
猫を持ち上げる
「少しは離れろよ。お前だって暑いだろ？」
猫は幸せそうに「にゃー」とないただけだった
- 「あちぃー」
