美月姫さんとモバ友になろう！
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- 2024/9/20 18:08
- 君との記録①
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- 初めて君の話が出たのはどうやら君が生まれた日みたい
やはり記憶は完璧じゃない
君は暑い夏に我が家にやって来た
いつもなら繁忙期中は休みにならないのにみんなの休みをずらして取らせる関係で今回は私が最後になり繁忙期前の最後の休みの日だった
父と一緒に自分でラッピングしたお礼の洋梨タルトを手土産に君が生まれた家へと行ったんだ
君にそっくりな家族がたくさん出迎えてくれて
その中に君がいた
初めて抱っこした君はまだとても小さくてこの世に産まれて50日目
我が家の家族になり私の大事な“弟”になった日
その日のことは未だに鮮明に覚えてる
母は、君が家に来ることを反対してたね
我が家にはすでに君にとってお兄ちゃんが居たからね
お世話が増えること
お兄ちゃんが可哀想だと言って
君はそんな事お構いなしだったね
反対していた母も君の魅力にだんだんと負けて
私と母の中で暗黙のルールができた
お兄ちゃんファースト
弟の君は次
御飯食べる時や同時に甘えてきた時の構う順番
君は今か今かと思いながらそのルールをきちんと守ったね
お兄ちゃんがそばから離れた後全力でアピールしたね
お兄ちゃんにも好き好きして
でも、お兄ちゃんは素知らぬ顔のマイペース
あまりにも君が愛情表現豊かなもんだから何度か鬱陶しがられて怒られてたね
君はめげずにお兄ちゃんの帰りを待ち
帰りを教えてくれた
お兄ちゃんだけお外に行くのが淋しいのか悔しいのか ないていたよね
そんな大好きだったお兄ちゃんがいつの日が帰ってこなくなって今年で10年
お姉ちゃんもお母さんも悲しくてどうしようもない時も君に救われたんだ
お姉ちゃんはね、心の中ではまだ生きてると思って過ごしてきたよ
大好きなカツオを釣りに出かけて
まだ釣れないから帰れないんだってね
そう思う事で今まででどうにか笑い話にできたんだ
君は時折お兄ちゃんが出入りしていた場所を見に行ってたね
ねぇ君はお兄ちゃんをまだ覚えてる？
- 初めて君の話が出たのはどうやら君が生まれた日みたい
