あっきぃ＠さんの日記

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- 2010/8/23 14:32
- 『ベスト・キッド』映画評論052
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- 『ﾍﾞｽﾄ･ｷｯﾄﾞ』
  
  出演:ｼﾞｪｲﾃﾞﾝ･ｽﾐｽ/ｼﾞｬｯｷｰ･ﾁｪﾝ
  
  ★★★★★☆☆
  
  ﾃﾞﾄﾛｲﾄから北京に引越して来た十二歳の少年、ﾄﾞﾚ。
  
  家庭の事情だから仕方が無いが、出来る事ならこんな所になど、来たくは無かった。
  
  周りを見渡しても、自分と同じ皮膚の色は何処にも見当たらない。
  そりゃあそうさ、此処は中国なんだから。
  
  着いて早々、絡まれた。
  自分と同じ歳くらいだと思うが、ヤツら、何か格闘技みたいなのを習ってやがる。
  
  ……ああ、これが功夫(ｸﾝﾌｰ)って奴か。
  そうだよな、此処は中国なんだもの。
  
  でも、あの娘と知り合えた事だけは、キツい毎日の中で、少しだけラッキーだったけど。
  
  そしてﾄﾞﾚは、普段の仕返しを奴等に試みる。
  だが簡単にリベンジされ、彼は六人がかりで袋叩きに遭う。
  
  その場に現われ、彼の窮地を救ってくれたのが、ﾊﾝさんだった。
  
  ﾊﾝに危機を救われ、彼の取計らいで、ﾄﾞﾚは陰湿ないじめから解放される事になった。
  
  でも、それには条件があった。
  
  『子供の喧嘩の決着はここで』
  
  ﾊﾝが提案したのは、やがて来る功夫大会の、舞台上での決着だった。
  
  ──こうしてﾄﾞﾚは、ﾊﾝの指導の許、功夫の試合に出る事となった。
  
  ◇
  
  往年の名作『ﾍﾞｽﾄ･ｷｯﾄﾞ』が、ここにリメイクされた。
  
  故ﾊﾟｯﾄ･ﾓﾘﾀが演じた師匠役を
  ｼﾞｬｯｷｰ･ﾁｪﾝが受け継ぎ、ｵﾘｼﾞﾅﾙ
  版の『空手』は『功夫』に変更された。
  
  そして主人公ﾄﾞﾚを演じる
  ｼﾞｪｲﾃﾞﾝ･ｽﾐｽは、今作のﾌﾟﾛﾃﾞｭｰ
  ｻｰでもある、ｳｨﾙ･ｽﾐｽとｼﾞｪｲﾀﾞ･
  ﾋﾟﾝｹｯﾄ･ｽﾐｽ夫妻の実子である。
  
  『幸せのちから』にて、既に父親ｳｨﾙ･ｽﾐｽとの親子共演を果たしているｼﾞｪｲﾃﾞﾝにとって、今作が映画出演二作目となる。
  
  最近では、単なるｱｸｼｮﾝ映画からの脱却を図るｼﾞｬｯｷｰ･ﾁｪﾝの、人間味溢れた温かい演技も見所の一つではあるが、特筆すべきは、ﾄﾞﾚをいじめる相手の少年の存在感かも知れない。
  手元に資料が無い為、彼の名前をここで記せない事が残念ではあるが、この夏、家族で楽しめる一本である事は、間違い無い。