タマジさんとモバ友になろう!
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- 2012/5/17 21:23
- 不発弾in our room Ⅲ.
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悪臭漂う室内、未だに臭いに苦しむ毛虫君はただのたうち回るのみ…。
おれ「こうなったらオレが!」
悪臭対策のため、口元から鼻にかけてタオルで覆い隠し、オレは冷蔵庫の前に立ちはだかった…。
大丈夫だ…
ティッシュで鼻栓もした…
「…GO!」
勢い良くオレは冷蔵庫のドアを開けた!
「漆黒」…そう呼ぶに相応しい世界がドアの中でドス黒いマグマを造り出していた。
おれ「こ、これは…!ってか、ウッ!クサッ!何か目も…アアアアアア!!」
オレはドアを蹴り閉め、一度顔を洗いに行った。
臭いが目にまで来るとは…明日からは親方の屁の匂いをオカズに白飯が食えるかもしれない…。
そしてミーティング。
おれ「冷蔵庫の中身の黒い正体が分かった」
皆の前でオレは何か諦めた様に呟いた。
それは…。
おれ「その黒い正体、全部あのハエの死骸だった(お食事中の皆様にはご迷惑をお掛けします)。小さいハエの死骸が…びーっしり冷蔵庫の至るところに張り付いて、ところどころ死骸が盛り上がってて山になって」
ヤリチン「も、もう言うな」
会話だけで吐き気を催すヤリチン。
だがオレ達は戦わねばならない。
一同「す、捨てよう!」
もう、あのゾンビ化した冷蔵庫を再利用したい者などいないだろう。
作戦はこうだ↓
『この会社(或いは社宅)を引っ越すまで冷蔵庫は外に放置し、ドアは半開きのまま乾燥させる。ほとぼりが覚めたら本当に捨てる』
当時住んでいたこの寮は幸い一階建てのコンクリート造だったので、
冷蔵庫は窓から運び出し、外に仮置きする事は可能だった。
「っしゃ。それじゃさっさと運ぼうぜ」
冷蔵庫の位置から窓までは約3m…因みに窓はあまり大きくはなく、腰の高さまで壁があるタイプだったので一度冷蔵庫を持ち上げねばならない。
我々はデス冷蔵庫をずりずり引き摺りながら窓のところへ。
おれ「じゃ、一回横にするよ~?」
ヤリチン「おっけー」
よし!
このままイケるぜ!
と思ったら何故かヤリチンが「ギャアアアアアアア!!!!!」っと絶叫!!
おれ「ど、どうした!?」
ヤリチン「な、なんか冷蔵庫のケツから出てる!くっさい!かかった!しかもなんかねばっこい!もう嫌だああああ!」
最早ブラックホールと化した冷蔵庫の最後の逆襲。
もう暫し冷蔵庫の糞尿にお付き合いください(えっ)