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- 2018/1/19 15:25
- 仏教とお茶の関係
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- ニュース日記 について:
- さて、贈答品のお茶に関して些か物議を呼んで居ますが…(-_-;)
結論から申し上げると慶弔共に贈答のお茶は、問題無いのですが弔事の返礼に用いられる樣に成ったのには、幾つか理由が有ります。φ(._.)メモメモ
一つは、大衆的に好まれる事、二つ目は、保存が利く三つ目は、用途別で小分けが出来る事が挙げられます。
更には、お茶は、寺院と深い関わりが有ります。
少々詳しくお話しすると日本でのお茶の歴史は、経典と共に唐より伝わり当初は僧侶が、薬湯として処方し現在の抹茶が主流でしたが当時は、大変高級品で位の高い人の飲み物でした。
後に一般に普及し禅の喫茶の作法から茶道へと派生、武家、商人から一般へ広がる訳ですが…(..)
お茶は、伝来した頃より仏前の供物の一つに数えられ「飯、菓、香、華、燭、茶、湯(蜜湯)、」の様に代表的な供物と成って居り仏前の茶碗を【茶湯器→さとうき】と呼びます。
要するに古来よりお茶は、一種の薬でも有り又、禅寺では、喫茶と呼ばれる様に茶や蜜湯で持て成す事が最上級の持て成しとされ其の精神は、茶道に受け継がれて居ります。
さて時代は、流れて戦後に成りますと葬儀にも変化が訪れ喪服が白から黒へと変わり全般的に合理化の波に飲まれます。
其の一つに葬儀の返礼が有り以前は、当時、貴重だった砂糖や餅、菓子、膳が手伝いの方や会葬者に返礼として振る舞われて居ましたが合理化から現在の様に会葬御礼として贈答品に替わります。
其処で大衆的で保存が利き落ち着きが有り又、価格帯も幅が有り寺院と深い関係の有るお茶が返礼品として重宝され現在に至ります。φ(._.)
謂わば会葬者にお茶を贈る事は、当時、貴重だった砂糖同様に最上の礼を尽くした訳です。其れが間違った情報、先入観に繋がった訳です。(-_-;)
さてお茶は、弔事の返礼のみならず一般の贈答品としても有用で其の理由は、茶葉は、本来新芽を用いる為、【芽が出る→芽出度い】に通じますし地方に依っては、根付く様にお茶の苗を持たせたとも言われます。
更には、薬湯としての意味から長寿の薬として又、其の縁起から無病息災を願って福茶(大福茶)として贈答品に用いられます。
謂わばお茶は、慶弔どちらでも贈答品として用いる事が出来ますし又、縁起の悪い品では、有りませんしマナー云々と謂う事は、先入観に基づいた誤りと成ります。_(^^;)ゞ