‡Judas‡さんとモバ友になろう!
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- 2011/9/13 3:35
- 十五夜
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- 陰暦で15日の満月の夜、または陰暦8月15日の夜、もしくは中秋のことだそうだ。
微かに、幼い頃母の作る団子を楽しみにしていた記憶がある。
花より団子とはよく言ったものだ。
しかし今は、静かに月を眺め、冷たい夜風を肌で感じ、虫の調べに耳を澄ます…少しは団子より花に意識を向けられる歳になったようだ。
「…年寄りくさいな」と思わず苦笑する。
…最近、私の心には、黒い感情が纏わりつく。
それは焦り、苛立ち、嫌悪…俗にいうストレスが自分で認知できるほどに肥大化し、私の心を蝕み、黒い方へと引きずり込もうとする。
だがこうして月など見ていると、月の儚い輝きが、そんな感情も徐々に忘れさせてくれる。
「心に余裕を保つ」…いつだか私が友人に言った事だが、どうやら私が忘れてしまっていたようだ。
月も傾き、夜も老け、心地よい睡魔も訪れた。
月光に癒された心に忘れていたモノを抱き、私は眠りにつく。
日の眩い輝きで目が覚めた時、見える世界が違って見えることを信じて。
- 陰暦で15日の満月の夜、または陰暦8月15日の夜、もしくは中秋のことだそうだ。