★SHINJI☆さんの日記

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- 2011/3/28 21:24
- 君の分まで生きよう
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- はじめて会ったのは中学の頃だったかな？
  すごく小さい子で
  一個上の陸上部の先輩だった。
  当時僕はすごく生意気ながきんちょで
  その子のことも呼び捨てにしてたし
  その後もずっと呼び捨てだった。
  高校ぐらいのときに再会し
  共通の友人が居て仲良くなった
  すごく喋る子で
  嫌な顔ひとつせずに他人の話を上手に聞いてくれた。
  
  僕は最初に出会った頃から変わらないのは
  音楽漬けなこと。
  彼女はそれをずーっとずーっと応援してくれてた。
  遂最近も旦那さんとＬＩＶＥにも来てくれたし
  
  こどもが産まれたときも連絡をくれて
  「将来もずっと家族で交流していこうね」と
  言っていたばかりだった。
  
  そんな彼女は今日震災から約２週間が過ぎて
  遺体で発見された。
  
  旦那さんから携帯に電話があった時、
  僕はなんて声を掛けていいものか
  言葉に詰まった。
  
  でもこういうときは本音で言ったほうがいいと思い
  
  「すごく悔しいけど見つかって良かったですね」
  と、一言だけ言った。
  
  旦那さんと彼女は何年も掛けて不妊治療をし
  三週間前に結愛ちゃんという子を授かった。
  その子もまだ見つかってはいない。
  何年も掛けて授かった命と
  何年も掛けて愛を育んだ
  それをずーっと見守ってきた。
  
  いくら悔やんでも悲しんでも
  僕にはどうすることも出来ないのは分かっているんです。
  でもすごい無力感だし
  行き場の無い苛立ちと悔しさがホントに胸を締め付けるのです
  
  旦那さんは今、死にたいぐらい辛いと思う。
  変わってあげることも出来ないし
  それを半分貰うことも出来ない。
  
  きっと本人の辛さを１００％わかってあげることも
  出来ないと思う。
  
  だって、当人たちの今までの時間と歴史は誰にも
  分かるわけないもんね。
  
  今僕が出来ることは
  君と君のこどもの分まで
  精一杯生き抜くことしかない。
  
  もう君の笑顔に会うことが出来ないのは
  本当に悲しいけれど
  
  絶対に忘れない。
  
  君が此処に居たこと。