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    • 2012/6/13 9:38
    • 暗翼
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    • このお話しはニナの物語と平行してえがかれるもうひとつの物語


      暗く閉ざされた狭い部屋の中
      ベッドの上に座禅を組む1人の青年
      ドアは内側から開かぬ様にドアノブや鍵穴は無く、外から鍵がかけられ窓もない
      外の明かりも音も届かない
      闇と静寂
      ここに捕らわれ幾時間、幾日たったかもわからないまま座禅を組んでその来るべき時を待つ

      この青年の名前はルイと言う
      ルイは幼い時に親に捨てられ
      そのショックから自分を守る為
      心を閉ざし幼い頃の記憶を心の深い深い場所に追いやり封をしてしまったのだ
      記憶の封印、改ざん、幼いルイに出来た最大の自己防衛だった
      ルイと言う名前も自分で勝手につけたものだ

      一方その頃、外の世界ではルイの仲間が捕らわれのルイを助けるべく動いていた
      ルイの居た部屋の外の壁には火薬が仕掛けられタイミングを待つ

      他の仲間が真逆の方向から地上からと空から陽動をかけたその5分後が爆破のタイミングである

      助けられるルイはそんな事とは知らず暗闇と静寂の中、只々座禅を組み自分自身を見つめ直していた
      生きて来て自分と向き合う時間なんて無かった
      只生きる事に執着して生きて来た
      生きる為に色々な事をした善悪なんて関係無い
      自分が生きる事が最優先、人の生活、人の物、人の命なんて考える暇なんて無かった……
      いや、あったとしても考える事をしたくなかった考えれば罪悪感が生まれ精神的にブレ、動きが鈍るそれはルイ自身の死を意味する……

      しかし今ルイは捕らわれ自分の死を覚悟せざるを得ない状況で初めて自分の行いを少し恥じた

      続く

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