のぶとら☆さんとモバ友になろう!
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- 2009/9/24 22:41
- 石碑
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- 友人(以後A)が、突然家に押し掛けてきて、「山に行こう!」とほざいた。
時刻は夜の11時、勿論断った。しかしそれで食い下がってくれる訳もなく、Aはしつこく頼んでくる。
なんでも、その山は心霊スポットらしく、霊感がある人(私)に来てほしいとか。
でも、私は基本的に霊に嫌われているようで、半径10メートル以上は寄ってこない。
なので、霊に遭遇したいなら邪魔になってしまう。と、Aに伝えると
「そりゃ都合が良い!」
‥遭いたいのか遭いたくないのかハッキリしてくれ。
そして、なんだかよくわからないうちに、私は車に乗せられてしまった。
車で走ること二時間弱、やっと着いたかと思ったらここからは歩きだと言う。冗談は存在だけにしてほしい。しかも山道だし。それに、結構ヤバい場所のようだった。
Aは「昔、ここで沢山の兵隊が死んで~」と得意げに説明してたけど、その逆で、ここで死んだのは兵隊に殺された一般人だと感じた。
そして、そこには“兵隊を”供養するための石碑のようなモノが建てられていたのだが、その周りが一番ヤバかった。
物凄い形相の霊が、ざっと二十‥もしくはそれ以上。
多分、自分達は供養されてないのに、自分達を殺した兵隊が供養されているのに怒ってるんだと思う(と言っても、そこで死んだ兵隊はいなかったが)。
私は石碑に近づこうとしたAを止め、引き返そうと言った。
Aも私が何かを感じたのを悟ったのか、文句を言わなかった。
引き返す途中、私はAに「財布を落とした」と言って一人戻り、石碑を壊した。
間違ったモノを供養し、花も手向けられていない石碑なんて、あっても無駄だと思ったからだ。
それから私は、周りに落ちていた石で石碑のようなものを造り、祖父に教わった簡単な供養をした。
世の中には、他にもこんな石碑が沢山ある。だから、むやみに石碑にお供えをするのはやめたほうが良いと思う。
- 友人(以後A)が、突然家に押し掛けてきて、「山に行こう!」とほざいた。