氷河さんとモバ友になろう!
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- 2006/12/12 9:37
- 最強伝説4(。・_・。)ノ
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- 人類最強の女を目指すものの中々その域に達せないまま、学校生活は終わりを告げた。
今のあたしはしがない会社の、しがない新入社員、ますます最強から遠ざかる
それどころか「あの人」のことで頭が一杯で仕事もまるで憶えられない
人類最強になるためにはどうすればよいのか再び考えた
人類最強なのだからどんなこともできるはず
手始めに目の前に積み重なる伝票の山を処理しなければならない
「北斗百裂拳!北斗百裂拳!」とつぶやきながら一本指打法で入力していく
呆然としている課長と目があったので、必殺人類最強笑顔で応対する
隣の席の先輩OLが机の下からあたしの足を蹴ったので、反射的に肘打ちを返す
先輩はパソコンに突っ伏して気絶したので、あたしは無言で部屋から走り去る
こんなことでは最強にはおぼつかない
給湯室でため息をついていると、モケーレムベンベと叫ぶ声にふり向く
お茶を入れている最中だったあたしの目の前には夢にまで見た「あの人」が!
突然の事態に動転するあたしの逃げる背中に飛びつかれる
「カツオの声は俺にやらせろ!!カツオの声は俺にやらせろ!!」と絶叫する彼
あたしは崩れるように気を失った
・・・どれくらいの時間が過ぎただろう
目が覚めると、ロッカールームの片隅で声を殺して泣いている彼を発見
もしも再会できた時の為に、肌身離さず持ち歩いていた手紙を握り締めている
「以前からあなたのことが好きでした。良かったら付き合ってください。」
あたしは覚悟を決めた
- 人類最強の女を目指すものの中々その域に達せないまま、学校生活は終わりを告げた。