日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/11/5 21:28
- ムカデ実験
-
- コメント(0)
- 閲覧(11)
-
-
- 最近読んだ道尾秀介「背の眼」の中の気になる一節。
砂場に1本の細い棒を立て、そこに百足を1匹放す。すると餌を求め棒を上り、やがて先端まで行き着く。そしてその先を求め、無数の脚と触角とで懸命に空中を探る。一時間経っても、二時間経っても、やがて一日が過ぎ、二日経ち・・・最後は餓死するのだそうだ。
メインキャラの真備の発言『僕はね、あの百足に似ていると思うときがあるんだ。そこに何もありはしないのに、馬鹿みたいに手足を伸ばしてさ。そのうち僕もここで餓死しちゃうんじゃないかって、そんな風に考えることがある。飛び降りれば良いのに、それができない』
- 最近読んだ道尾秀介「背の眼」の中の気になる一節。