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    • 2012/12/16 9:51
    • いつも心にアッシュを★
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    • 12月14日の夕方、我が家の愛犬アッシュが死んだ。14才。

      それは予期していた事だったのだけれど、あまりにも突然な事でもあった。



      二ヶ月ほど前、体調が急に悪くなり、それからしばらくは病院通い。そして医者からは「もう長くはないかもしれないので、覚悟だけはしておいてください」と言われ、自分なりに覚悟していたのだけれど、たまに元気になったりするアッシュを見ると「まだまだ大丈夫だな」と勝手に思ったりしていた。

      でも、食欲がだんだん無くなり日々痩せていくアッシュ。散歩の距離も短くなり歩く足どりもどこか覚つかない。一日の大半を自分のベットでグッタリする日も珍しくなくなっていった。

      僕が休みで、家に誰もいない時はなるべく側にいてあげた。アッシュが家に一人きりになるのを極力避けたかった。
      口元を撫でてあげると、動くのも辛いはずなのに「お腹も撫でて」とゆっくりお腹を見せる。
      そんな姿がたまらなく愛おしいのだが、やっぱり痛々しい。





      そして翌日、アッシュは静かに死んでいった。





      らしくないぜアッシュ。
      お前らしくないよアッシュ。

      人の足を踏んだまま平然として、あんなにもふてぶてしい奴だったじゃないか。

      ストーブの前に陣取って、いくら注意しても動じない頑固者だったじゃないか。

      知らない人が家に来ると、けたましく吠える、勇ましく強い奴だったじゃないか。


      それが、こんなにもあっさり死んでしまうなんて、さぞ悔しかっただろう。もっと生きたかっただろう。


      アッシュの悲報を聞いて、夜遅く仕事から帰宅した僕を待っていたのは、横たわって硬くなったアッシュの変わり果てた姿だった。両親の前で泣いてたまるかと強がった僕は、アッシュの体を軽く撫でて部屋へと逃げこんだ。


      人一倍さみしがり屋のアッシュ。雷が鳴ると怯えてテーブルの下で丸まるアッシュ。ウンチをおもらしすると、器用にタオルで隠して証拠隠滅をするアッシュ。そんなアッシュをからかったりしてごめんね。

      僕はね、アッシュが大好きだったんだよ。よく叱ったりもしたけれど、本当に大好きだったんだよ。



      これから僕が歩く道を、もうアッシュは歩く事は出来ない。だけど、アッシュと共に散歩した道を、僕はいつだって歩く事ができる。アッシュの事を思い出しながらいつだって歩く事ができる。

      その道は、イルミネーションで彩られたどんな道よりも遥かに美しく、そして温かい。

      そうだろ?アッシュ。

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