日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/12/3 3:26
- 過程3年と言うより懲役3年
-
- コメント(2)
- 閲覧(45)
-
-
- 「出所おめでとうございます。」
昨年度の卒業式当日、在校生と卒業生の間で散々交わされた一節である。
晴れの舞台にはおおよそ似つかわしくないこの言葉。
交わされるのにも、それなりの理由がある。
今日は校外からお偉いさんがくるということで、そのお偉いさんが学生にも学校について質問する機会があるということだった。
一体何人の学生が「特攻してやろうか」と考えた事だろうか。
が、現実にはそうはいかない。
今日の昼頃、階段で立ち止まり、質問されている学生の姿を見た。男の子も多いですね、はい、最近はそうですね、みたいな他愛も無いやり取りをしていた。
北朝鮮ばりのテンプレート棒読みな回答に、すこし辟易して、
「ここでこの学生が、真珠湾攻撃並みの奇襲を仕掛けたら面白いが。」
なんて事を考えていた矢先である。
踊り場にぎらりと、烏のように光る目が。
将軍様であった。
将軍様自らが赴きなさって、学生の発言を監視していたのだった。
これは北朝鮮や中国も驚きの言論統制である。
ちなみに、前日にはきちんと担任様より、
「お偉いさんが来て学生にも質問するとは思いますが、余計な事は言わないように。」
とオリエンテーションで釘を刺されている。
指揮管理体制もバッチリなのであった。
さて、実習。
日誌やなんやの文章を見て、実習担当大臣…いや、先生が一言。
「あんたはなあ。日誌とかを読んでも熱意が伝わってこんのよ。文章がかっちりし過ぎとるけんか知らんけんど。人間らしさが無い。小難しげな言い回しとか言葉は要らんけんな。人間らしさを出して。」
一言、言ってもいいか。
こ こ の 先 生 だ け に は そ れ を 言 わ れ た く な い 。
おわり。
- 「出所おめでとうございます。」