＊星夏＊さんの日記

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- 2007/10/6 5:00
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- 某ﾃﾞﾊﾟｰﾄの中に結構広い本屋がある。奴はそこに現れた。
  　
  立ち読みしていると物凄い視線を感じるのでそっと横目で見てみると
  　
  棚の陰から片目がこっちを凝視しているではないか。
  【壁】_◎)ｼﾞｰ
  　
  　
  …うぉ、ｷﾀｧｧ…(ﾟAﾟ)))
  　
  恐怖を感じながらもまずは確認のために知らない風を装ってその場を離れ、人がいる別の棚に移った。
  　
  すると奴は不自然にﾌﾗﾌﾗとついてきた。最初は後ろの棚に、やがて同じ棚の前に立つと、ｼﾞﾘｼﾞﾘと近付き距離を狭め、手にとる本に目を向けずﾁﾗﾁﾗとこっちを見てくる。
  　
  (…キモい(__;))
  　
  視界に入る奴を見ると
  身長は175くらい、服は白のﾄﾚｰﾅｰにｸﾞﾚｰのｼﾞｬｰｼﾞ、髪はﾎﾞｻﾎﾞｻの白菜頭、顔は大泉洋だった。
  　
  ｢フ～フ～(゜･･゜;)｣
  　
  息遣いがやたら聞こえる。今にも手が伸びてきそうな雰囲気だ。
  　
  　
  (…まじキモい(__;;))
  　
  　
  また棚を移動すると奴はついてきた。
  　
  　
  (このﾔﾛｳ…)
  　
  確信に変わると、巻き上げるために追い掛けっこが始まった。
  　
  　
  さりげなくゆっくり棚を曲がった途端にﾀﾞｯｼｭして、いくつか先の別の棚を曲がり、奴の後ろに回りこんだ。
  　
  奴を見るとｷｮﾛｷｮﾛと挙動不審にあちこち歩いて探してる。
  　
  　
  (°∀°)ﾔﾀ♪
  　
  何故か勝った気がして、また立ち読みを始める。
  　
  　
  しかししばらくして気が付くと、すぐ横に立ってるではないかΣ(゜Д゜;;)ﾋｯ
  　
  やたら近い。その距離１㍍。
  しかもさっきよりも鼻息が荒い
  ヤバく怖い
  　
  しばらく落ち着いてまた移動開始！さっきと同じ手を使ってまた巻き上げる。
  　
  今度は後ろに回らず、離れた本屋の入り口付近まで逃げた。奴の姿は見えない。
  　
  何とか巻き上げたか…
  　
  と思った瞬間、ふと見ると
  　
  　
  奴が本屋の真ん中を競歩でｺﾁﾗに向かって突進してくるではないか！！
  ΣΣΣ(°;□°ノ;;)ノﾋｨｯ!!
  腕は前後に振られ、目は完全にイッている。
  　
  　
  あの恐怖ははかりしれない。
  あたしはその瞬間本能的にﾀﾞｯｼｭでその場を離れ、隣のCDｼｮｯﾌﾟに逃げ込んで棚の陰に隠れた。
  　
  外を伺うと、奴が店の前を競歩で歩き去っていった。
  　
  　
  変な人はからかうもんじゃありません！気を付けましょう！！