ひであきー☆さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2011/3/22 4:42
- 雨の日
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- じめじめとした空気。漂う煙草の煙。煩く耳に響く様々な雑音達。もう慣れてしまった。
暖房の効いたホール内を歩きまわる僕は汗をにじませていた。
ガラスの向こう側には灰色の世界が広がっていた。
ガラスの向こう側では傘を持った人達が通り過ぎていた。
ガラスの向こう側では車が水しぶきをあげ走り抜けていった。
虚ろな目を店内に戻すと、僕はおばさんがカウンターで荷物を持ち立っているのを見つけた。
「荷物を預かってくれ。」
とのこと。
おばさんからカバンを渡される僕。雨のせいでカバンはびしょびしょになっていた。
僕は気さくでフレンドリーな店員でありたい。と常に思っている。気が向いた時に限るが。
僕はおばさんに声をかけた。
「めっちゃ濡れてますね。中身は大丈夫ですか?」
僕の声は店内の騒音に掻き消され、おばさんは「はぁ?」と言う顔をした。
負けじと僕は背の低いおばさんに合わせて中腰になり、耳元で囁いた。
「めっちゃ…濡れてますね…。」
僕は気さくでフレンドリーな店員ではございませんでした。
ただの変態です。
おい!ババアっ\(^o^)/
雨より濡らす男がここにいること…覚えてておくんなまし…
雨は冷たいけど 濡れていたいの
思い出も涙も流すから
- じめじめとした空気。漂う煙草の煙。煩く耳に響く様々な雑音達。もう慣れてしまった。