日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/7/8 12:45
- 怖い話7 のぞく女
-
- コメント(1)
- 閲覧(19)
-
-
- あれは中学二年生の頃だったと思う。
僕の部屋には窓が二つある。
一つは外側の窓で以前日記に書いた飛び降りがあった側の窓。もう一つは部屋入口のドアの上の小窓。
小窓と言っても開けられるわけではなく、ただガラス張りになっているだけで意味不明(笑)
当時僕はいわゆる思春期で家族みんなが寝静まる時間…まあ深夜
ベッドにある小さな照明を点け、ラジオを聴きつつマンガを読んだりエッチな本を見たりしていた(笑)
夜更かしが1番楽しい時期だ。
一通り終わりベッドに入ると丁度その小窓が目に入るのだが、その日はそのまま寝るわけにはいかなかった…
その小窓から
女がこちらを覗いている!
目は血走り鼻から上だけが覗き込んでいる!
なんとも言えない「ニタ~」とした笑いを浮かべていた……
目が合うと女は消えた。
最初母親が覗いたのではないかと苛立ちを感じた
しかしそれもすぐに消える。
何故ならその高さから覗き込むには身長が2メートル以上必要だから…
かといって椅子を使った形跡はない。
すぐにドアを開けたが椅子を運んでいる母親など居るはずもない。
だいたい深夜に椅子など運んだら音で気づくはずだ…
数年後霊媒師にその話をしたところ「あんたそれは鬼だよ」と言われた。
鬼とは人の負の感情の塊みたいなモノらしい。
確かにあんな表情は人間にはできないと今でも思う。
- あれは中学二年生の頃だったと思う。