鴻‡正鵠さんとモバ友になろう!
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- 2011/9/29 22:51
- a_child_born_in_sin
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- 罪の子。
罪の子は、いつも思っている。
失敗等のマイナスの原因は、全て自分のせいであると。
失敗は、一度だけで済ませなければならないと。
悪いのは、己だと言う事を知っている。
罪の子は、これ以上、人に迷惑や最悪を振り撒かない様に、何度となくこの世を去る方法を試す。
結果、自力では去れない事を悟る。
去れない自分を責める、そして、振り撒きながら生きる事が、罪であると同時に、己への罰であると思う。
罪の子は、去れないから罰を受ける。
存在が罪で、いつになったら誰が許してくれるのか、許される日が来るのかも分からず、ただ終わらぬ罰を、生きて居る限り受ける。
罪の子は、自身を否定しない。
存在が罪だと分かれば、罰せられいる理由も分かる。
罪で在り続ける中で、罰を甘んじて受け続ける中で、放棄した。
自分が誰か分からなく成った。
自分がどうでも善くなった。
深層では他人もどうでも善くなった。
罪の子は、最悪からしか物事を想定しなくなった。
期待や希望は、裏側の不安や絶望と同意であった。
いつも、この世を去る事を想う様になっていた。
罪の子は、自信なんてモノを持ってはいなかった。
だって、自分は罪なのだから。
前も後ろも無く、ただ漂っていた。どこへ進もうと、生きて居る限り罪は着いてまわるから。
罪の子は、自分を傷付ける事で、この世に居る事を認識する。
痛みと傷痕だけが、自分が居る事を教えてくれた。
だって、生きる事と死ぬ事を放棄したから。漂っているから。
罪の子は、罪と罰から逃げる事など出来ない。
罪の子の、罰は終わらない。
ただ罪の子は、己の誕生を望まなかったし、己の誕生を呪っている。
罪の子は、一般的な事が分からない。
罪の子は、壊れて居る事にも気付けない。
罪の子は、人間の形をした最悪の元凶。
罪の子は、楽しいを信じない。
罪の子は、幸福が分からない。
罪の子は、大凡、理解出来ない。
罪の子は、罰に怯える。
罪の子は、苦しい生き地獄の様な罰の続く、この世から、日々ただただ去りたいと思う事を止めずにはいられない。
- 罪の子。