遼鹿さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2011/4/7 23:47
- Local Exp. 4/4
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『リンク:Local Exp. 3/4/遼鹿』
最後に乗った東海道本線東京行きは左手に雪化粧をした富士山、右手には太平洋という壮大な眺めだった。
同じ車両に乗り合わせた横須賀の海洋高校に通う女子高生は、実は三島の友人のアパートのすぐ近くに実感があったり、ナマズ釣りの醍醐味を知っていたりと、これまた面白い人間だった。
毎秒毎秒更新される新鮮さと幸福感の連続で紡がれた時間は、ちょうど新学期直前の、最高の卒業旅行として忘れられない想い出だ。
高校中退のお前が一体何から卒業したのかって?
そうだなぁ、それはきっと、丁度三年間ボロボロになるまで履き潰したスニーカーを脱いで新しくブーツに履き変えるような、世の中一般では些細なことだけれど、それこそ今までくるぶしソックスしか履かなかったから初日から足首が擦り切れてしまうような
僕にとっては決定的な変化だったのだと、今は思っている。
どっちの方角が前なのかなんてさっぱりわからないけれど
"一歩踏み出した先のタイルを踏むことの喜び"に打ち震えることを前進と呼ぶのなら、僕は確かに、前へ進んだんだろう。
だから、卒業。
先生は僕と関わってくれた人全員。
僕の心という小さな器に
溢れんばかりの"無条件"な"歓喜"を、有難う。
多分これがモバに上げる最後の日記になると思う。
これからは受験もあるってことと、SNSもある他の一社のものに絞ろうと思う。
自分でも毎回長すぎると思うけれど、最後まで読んでくれてありがとう。
そして僕の知らない何処か遠い街に生きる誰かと互いの存在を確かめ合うことができるようなシステムを創り上げた偉大な先人達に感謝します。
僕の心は此処で生まれ育ちました。
モバは僕にとって、現実と並行して存在するもう一つの故郷であり、小さな小さな宇宙であり、営利主義の砂漠に落としてきた開かずの宝箱です。
僕はもう探しには行かないけれど、未だ見ぬ誰かへ
もしもその箱を見付けたのなら、そのときは、どうか続きを楽しんで。
それじゃあ、また。
2011/04/07 遼鹿(優牙)