ラスタリバンさんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2012/5/12 0:30
- ユダの福音書~わかりやすいまとめⅢ~
-
- コメント(0)
- 閲覧(9)
-
-
- ■8.世界の始源
世界の始源に存在したのは、「目には見えない霊」(至高神)である。彼が住む広大な御国は、「天使も見たことがなく、いかなる心の思念によっても理解されず、いかなる名前でも呼ばれたことがない」。至高神はあるとき、「一人の天使を、私の仕え手として生じさせよ」と言い、大いなる天使、照り輝く神である「アウトゲネース」(自ら生まれた者)を出現させる。そしてアウトゲネースは、無数のアイオーンたちを創造することにより、プレーローマ界を成立させる。
■9.造物主ヤルダバオートと人間の創造
アイオーンの一人であるエルは、「十二の天使を生じさせ、混沌と冥府を支配させよ」と言い、造物主ヤルダバオートを出現させる。その顔は炎で輝き、その姿は血で汚れていた。ヤルダバオートはもう一人の天使であるサクラスと共に、諸天の支配者となる十二の天使を生み出した。次にサクラスは、彼の天使に向かって「われわれの形に似せて人間を造ろう」と言い、アダムとエバを造り上げた。また、支配者はアダムに、「おまえは生き長らえ、子供たちを残すだろう」と告げた。
■10.人間の運命
ユダはイエスに対して、「人間はどれほど長く生きるのでしょうか」と問いかける。イエスは、アダムや彼の種族が支配者と共に長く生きたということを認めるものの、その世界には終末が定められていることを明らかにする。諸天に支配された世界は、割り当てられた時間が終了すると、その全てがそこに生きる生き物たちと共に滅ぼされてしまうのである。
■11.対話の終わり、ユダがイエスを引き渡す
最後にイエスはユダに対し、「お前は神の私を包むこの肉体を犠牲とし、すべての弟子たちを越える存在になるだろう」と告げる。ユダは、聖なる種族と共に永遠の王国へと引き上げられるのである。
部屋に入って祈りを捧げるイエスを捕らえようと、律法学者たちは注意深く見張っていた。彼らはユダに近づき、「お前はここで何をしているのか、お前はイエスの弟子ではないか」と問いただす。ユダは彼らの望むままに返答し、いくらかの金を受けとって、イエスを彼らに引き渡した。
- ■8.世界の始源