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- 2025/6/14 19:04
- 彼氏の行方(お義兄さんご無沙汰です)
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- 考えてみれば、プーさんの職場と実家の電話番号は控えてある。でも大事にしたくはないんだ。
無難なのは、プーさんのお兄さん?
彼とは半年前に色々とありましたが、カラオケを2人切りで行く仲でしたので、連絡先はわかる。
「……もしもし、チャコですが、お義兄さんですか?」
「チャコちゃん? 久しぶり、どうしたの?」
彼の声は完全に男の人の声になってた。
「プーさんと連絡が取れないんですよ。あまり大げさにしたくないのでお義兄さん知ってるかと?」
「うーん。こっちからも連絡してみるよ」
もうね。無事ならいいんだ。
最後に会ったのは先月の平日だよ?
仮に誰かいたとしても、プーさんの性格上はその後になるはず。あの人は不器用だからバレる。
健常者時から親すら信じない不信感の塊が私だ。
今は相方含め、皆の善意で回復しつつある。
1番信用しないといけない人を疑うなんて……。
夕方頃、お義兄さんから連絡。
「確かに携帯は繋がらないし、職場は休職中らしいよ。私が家に向かってみる。また報告するよ」
私が知らないうちにプーさん休職中?
向こうも悩みがあるならどうして私には言わないんだろう。私の悩みを一方的に訊く係にしたのは私自身の落ち度だ。だとしても誰とも連絡を取りたくないから、スマホはシャットアウトなわけだし。
プーさんは私ほどバカじゃない。
とにかく2人で住んでいた家。お義兄さんが確認してくれるのは気遣い。私が見たらヤバいと判断。
待つ待つ待つしかできない。
お義兄さんからの再度の電話。
「鍵は私と弟、あとはチャコちゃんしか持ってないから簡単にあがれた。弟のスマホは充電切れである」
連絡途切れた意味はわかった。問題は動機だ。
「チャコちゃんには言いたくないけど、やはり、今回の遠距離恋愛がしんどくなったのかもしれない」
「彼の居場所はわかりませんか?」
「写真を数枚送るからLINEに切り替えていい?」
「構いません」
3枚の数式の画像が送られてきた。
彼は理大卒なのでおそらく暗号文。
私には俺はここにいると告げている。
やるよ。高卒だが数学の解くらいは超記憶で。
──わかった。場所は。
私に会いたいかは別にして、この解を解けるのは私しかいないとプーさんは作ったはず。
ならば即断即決。その場所へ向かう!
- 考えてみれば、プーさんの職場と実家の電話番号は控えてある。でも大事にしたくはないんだ。