チャコ★さんの日記

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- 2025/5/14 23:06
- コミュ力お化けの弟
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- 　姉の帰宅後の夜。弟から電話。
  
  ｢仕事中にグループLINEを見たが──２人のやり取りが速すぎて専門用語多すぎる。俺理解不能w｣
  
  ｢高校くらいならば、お前だって板書瞬間記憶くらいの超記憶力あったでしょう？　わからない？｣
  
  ｢超記憶は親父の子ならば誰でもできるし、記憶力ならうちのグループ会社全体でも俺は上位。努力の差｣
  
  ｢読書量の差でしょw｣
  
  ｢そそw　本読む習慣ないし、文章力皆無。俺が誇れるのは記憶力に頼った交渉力のみが武器｣
  
  　姉と確認したが、私達の文章が理解できない意味が全くわからない。普通の日常会話だよw
  
  　翌日(つまり今日)、弟が現れた。母の見舞いに。
  
  ｢２人とも元気そうで安心した。ちと待って──｣
  
  　休みを取ったはずなのに弟の電話は鳴り止まない、受注発注とお得意先への電話。
  
  　無論、彼は何も見ていない全ては頭の中にある。
  
  　交渉力お化け。記憶力お化け。これは昔から何度も見た気がする。実父だ。顔も似てる。
  
  　友達千人は伊達じゃないコミュ力お化け。
  
  　英会話できず通訳なしの米国で契約もぎ取る理由w
  
  ｢休みなのに面倒。姉さん来たって？｣
  
  ｢昨日ね。LINEの意味がわからないってw｣
  
  ｢記憶力は自信あるよ。だが知らないもんは知らない｣
  
  　凡人と同じことを言うなwww
  
  ｢２人の方が勉強できたはず？｣
  
  ｢私は実業高卒だよ｣
  
  ｢んなのチャコが俺に譲ったんじゃん。俺は高校大学は野球のみのストレート入学だからさ｣
  
  　その時点で凡人ではないw
  
  ｢学力推薦も含まれてない？｣
  
  ｢うちの子には内緒な。勉強できないのはパパのせいw｣
  
  ｢甥はサッカーだっけ？｣
  
  ｢親バカだけど野球の方が才能あるわ。俺の130キロの球を７歳がバットに当てるんだぜw｣
  
  ｢遺伝だよ。中高１年からレギュラーで６年間三振０の子の能力。まんまじゃんか昔のお前と｣
  
  ｢大学で眼をやらなきゃ今でも野球続けてたな｣
  
  ｢仕事は？｣
  
  ｢記憶力のみ衰え知らずだ。親父に感謝する｣
  
  　もうCOMPLEXはないが、人外が身内にいると感覚は狂う。私が凡人だと気付いた時の実父の謝罪。
  
  ｢お前は１人だけ苦しかったな。辛かったな｣
  
  　私は単なる読書家の早熟児なだけ。
  
  ｢チャコも母も元気で良かった。何かあったら連絡｣
  
  ｢わかった。家族によろしく｣
  
  ｢家族の前で学力の話はしないで｣
  
  ｢了解｣
  
  　高い学力は友人作りに不要。
  
  　子供は親のコピーじゃない。
  
  　学んでるじゃん？
  
  　後は──金返せwww