慶 -kei-さんとモバ友になろう!
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- 2010/9/21 16:16
- 発表会
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- 進行役
「エントリーナンバー4、慶さんです」
慶
(さあ、行こうか)
照明に照らされた、まばゆいステージに上がり、中央へ向かって歩を進める。
目の前には沢山の人。
そして舞台裏からは他の演奏者が俺の姿を見ている。
しかし緊張はしていない。
何故か落ち着いている。
これならいけるかもしれない。
観客席からの拍手が鳴り終わり、ピアノ伴奏者(先生)にアイコンタクトを送る。
先生がそれを受け取り、前奏を弾き始める。
ここまでくるのに2年弱。
今から弾く曲は、俺の今までの全てが詰まっている。
さぁ、俺の歌を聞けぇっ!!
と、ここまでは良かった。
弾き始めた途端
全 身 ガ ク ブ ル
自分の意思とは無関係に、小動物のように震え出す。
慶
(ちょwwwwwwwww)
震えを止めようと思っても止められないので、そのまま弾き続ける。
結果
まさかのノーミス。
最後まで問題なく弾けました。
ひ…弾けた…。
上手くいったんじゃないか?
最後に一礼すると
観客席から大きな拍手が巻き起こっていました。
という感じでした。
舞台って恐ろしい。
緊張していないと思ってても、心の奥では物凄く緊張しているものなんですね。
今回は失敗であり、成功でもあると思います。
震えたのが無けりゃ成功でしたが。
でも先生やSも「良かった」と言ってくれたので、良しとしましょう。
先生
「次回は慶さんの好きな『カノン』を弾きましょうか」
次回までにカノンとか無謀な気もしますが、次回に向けて、また今日から頑張ります。
【おまけ】
ロビーで一休みしてたら
5才くらいの女の子と、その父親が通りかかった。
女の子
「あー、さっきのおじちゃんだー」
父親
「さっきは凄かったですよ。ずっとビブラートを効かせてて、お上手なんですね」
あれはビブラートじゃなくて、ただガクブルして指が震えたからそう聞こえたんです。
あと、おじちゃん言うな。
因みにバイオリンは6人(大人5人、小学生1人)出場してまして、その小学生が一番上手かったというね。
大人のメンツ丸潰れw
- 進行役