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- 2013/5/26 7:28
- 科学技術立国の行き先
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- 科学技術立国を国策として打ち出した製造業の技術の高さには定評のある日本だけに、国策として選ぶのは真っ当に思えるのだが、たどり着く先に落とし穴があったとしたら…
日本が世界最先端を誇るのはロボット工学だ。だがロボットの進化は日本国民に脅威を与える。
先日、ロボット工学では最先端を行く大阪大学が作ったロボットを使った演劇を観た。なかなか興味深かったが、アフタートークで大阪大学のロボット研究者が劇場のある「グランフロント大阪」の従業員が全てロボットに変わるかも知れないという意味のことを語っているのを聞いてうすら寒くなった。今でさえ、日本人は機械化が進んだことで失職する人が増えているのだ。ここから更にロボットが進化したなら失業率は50%を超えるかも知れない。
先日、久しぶりに映画館に行って驚いたのはチケットが自動販売機になっていたこと。便利ではあるが、チケット係の人は失職したということになる。
誰でも出来る仕事だけではない。ホワイトカラーがやっている仕事もロボットの得意分野なのだ。入力さえしていれば、交渉など行わなくてもロボットは適切な答えを出して、他社との契約を纏めてしまうかも知れない。ロボットに指示を入力する役目の人は当分の間生きのこるだろう。しかし指示さえもいらないロボットが出来てしまったら。そしてこれを世界が真似たら。科学技術立国の行き先に日本人の幸せはあるのだろうか。
- 科学技術立国を国策として打ち出した製造業の技術の高さには定評のある日本だけに、国策として選ぶのは真っ当に思えるのだが、たどり着く先に落とし穴があったとしたら…
