ぐび生さんとモバ友になろう!
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- 2023/11/14 1:35
- 記録 八
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- 一人増える奴の名は竜二。兵庫から柏に遊びに来た時に来店したことがあるらしく、元々地元でも水商売をやっていて将来的に自分で店を持ちたいから勉強で働かせて欲しいとママに連絡があり働く事になった。色々と話を聴いてるうちになぜ千葉かと訊くと、地元で下手打って居られなくなったそうだ。 早く仕事を探さなければ、と今まで世話になった事のある派遣会社やフリーペーパー等を活用して職探しをしたが、コロナ禍という事もありなかなか仕事が見付からなかった。というのも私にはスマホさえ持つ事を許されず、ずっとガラケーで使えるのは通話とショートメールだけという、現代社会では到底考えられない程のアナログな生活を強いられて来た。自分で契約させて貰えず、矢代名義で契約していたという事もあるが、山口義人と出会ってからは私は管理・束縛され、その状態が10年以上続いていたのである。人間とは不思議な生き物で、端から見れば異常な環境でも、当の本人はその環境に長くいると異常とは思わないで脳が麻痺して普通だと認識してしまう。多分、他人が同じ環境にいたら「おかしい」と気付くだろうし、何かしらの助言も出来たと思う。今思えば他の人からも「お前、それはおかしいよ」と言われた事が何度かあったが、私はその言葉に耳を貸さなかった。それだけ「山口義人」という人間は言葉巧みに自分の扱いやすい様に支配下に置き、言う事を聞かなければ殴る蹴る、時には人を使って自分は手を汚さずに暴力で言う事を聞かし恐怖心を与え逆らえない様にする。以前ある本で、心理学の世界には「洗脳」や「マインドコントロール」という言葉は存在しない、と臨終心理士の先生が言っていたが、その時の私は自分が置かれている状況が当たり前の世界だと信じ込まされていて、まさしく「洗脳」されていたのだとつくづく思う。前回、勾留されて一人きりになり考える時間が持てた時に、冷静になって振り返ってみれば間違っているという事に気付き、ここから逃げなくては一生飼い殺されると思った。山口義人のやり方に心や体が受け入れられず耐えられなかった人間はやはり居なくなっていったし、私も一度疑問を持ったら受け入れられなくなり逃げ出したかったが、何より宛もなくお金もなく悩んだ結果、事件を起こしとにかくここから逃げ出そうと考えてしまった。