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- 2011/8/21 13:25
- ジョーカーゲーム
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- 「ジョーカーゲーム」(柳広司 著)を読んだ感想です。
舞台は昭和12年の日本。
外国のスパイによる機密情報漏洩事件が立て続けに起き、陸軍スパイ養成学校「D機関」が設立される。
そのD機関の責任者の結城は優秀なスパイであった。
彼の魔術のような手さばきで、生徒たちが次々と任務を果たしていく。
以前から読みたかった本がやっと文庫本になったので、早速読んでみた。
文句なく面白い!
5話がオムニバス形式で書いてあるが、ひとつひとつの物語が非常に良い。
全編、あっと言わせるようなラストで一気に読んでしまった。
戦中、陸軍中野学校(スパイ養成学校)があったが、それをモチーフにしたようだ。
当時の日本軍の思想としては、スパイのような姑息な手段は好まなかったようだが、やはり情報は戦略的に大きな意味を持ったに違いないだろ。
日本はスパイ戦でも負けていたのかもしれない。
スパイ小説と言えば「ジャッカルの日」を書いたフレデリック・フォーサイスが有名である。
「オデッサ・ファイル」や「悪魔の選択」などは夢中になって読んだ覚えがある。
しかし、東西冷戦が終結して、スパイ小説作家が困ったと聞いている。
やはり時代の流れなのだろ。
決して表舞台に出る事のないスパイ。
007のような派手な活躍は絶対にないだろ。
噂によるとショーン・コネリーは007の当時からヅラだったようだ。
俺もヅラを買って変装するかな。
けど、おじぎをして取れるようなヅラだけは決してかぶるまい。(笑)
- 「ジョーカーゲーム」(柳広司 著)を読んだ感想です。