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    • 2011/5/4 19:08
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    • 15年ほど前の話。
      とあることで関わりを持ったお婆ちゃんが居たんだ。

      そのお婆ちゃんは、お嫁さんとお孫さんと暮らしてた。
      息子さんは早くに亡くなったらしい。
      実の娘がたしか二人居たけど離れて暮らしてた、年に一度会うかどうかの娘達。

      最初会ったとき、お婆ちゃんとお嫁さんは実の親子と思ってた。
      それくらい二人は一緒に居て穏やかで物腰から何から似ていて、仲の良い嫁姑だった。

      知り合って三年位だったかな、そのお婆ちゃんの急な訃報を聞いたのは。

      その、年に一度会うかどうかの娘宅へ行って、そこで倒れたらしい。

      お婆ちゃん、前に一度倒れたことがある。
      その時寝たきりになったお婆ちゃんを自宅で一人で診ていたのはお嫁さん。
      お婆ちゃんの頑張りとお嫁さんの介護で、お婆ちゃんは数年かけて寝たきりから車椅子、車椅子から独歩出来るようになった。

      ずっとずっと、旦那が居なくなってからもずっと、お婆ちゃんに寄り添い介護もしてきたのはお嫁さん。
      なのに
      亡くなるときは年に一度の娘のところか…と、正直思った。

      だけどね、お嫁さんは違ってた。『あれはお婆ちゃんが最後に孝行してくれた』ってさ。

      『何十年、一緒に住んでいようとも嫁である私の所で倒れてそのまま亡くなったりしたら、娘達に私が何を言われるか分からなかった』
      『娘の所で、娘がみている所で倒れたのは、自分が死んだ後に嫁の私が"ちゃんとみてなかったのでは!?"と責められることの無いようにしてくれたから』

      お嫁さん、お婆ちゃんにお礼を言ってた。
      全部をお嫁さんに任せきりだった娘、その娘のところで最期を迎えたお婆ちゃんに『ありがとう』って。

      頭では理解出来るけど、私には未だこんなふうには素直に思えないだろうな。

      血は繋がってなくても、素敵な親子でした。

      あの親子を思い出す度、優しい気持ちと、背筋を正される思いがしています。
      お婆ちゃん、天国で穏やかに過ごしているかな。
      お嫁さん、元気にしているかな。

      ありがとう。

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