Ｍｸﾝ★さんの日記

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- 2008/10/21 20:15
- 僕の夜(前)
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- 定食屋を出た後、僕はいつもの場所に向かった
  　
  　
  冷えいる空気
  静寂なる空間
  光の全く届かない
  全てが無と化したかのように思わせる場所
  　
  僕はそこで静かに目を閉じた
  　
  まるで、闇と同化でもするように
  　
  　
  　
  　
  　
  　
  「あんた大分疲れた顔してるわよ」
  　
  妻のみどりが言う
  　
  正直酷く疲れている
  連日からの無理な残業で
  身心ともに疲れきっていた
  　
  31歳になる柴田俊之は子供こそいないが
  できた24歳の妻、みどりを嫁に貰い
  仕事も順調にいっていて幸せだった
  　
  会社で昇格して、沢山の部下を持つようになっていた
  　
  だが、部下の不始末で
  無理な残業をしなければならなくなり
  それで酷く疲れて見えたのだろう
  　
  「あぁ、今日はもう休むよ」
  　
  と言い、寝室に向かった
  　
  　
  俊之は寝室の椅子に座り
  ボンヤリと今朝の出来事を思いだしていた
  日頃の疲れからか
  うっかり、信号待ちしている車に突っ込んでしまい
  その突っ込んだ車の人に横暴な態度をとってしまったことを
  　
  「しかし、気の弱い人で良かった」
  　
  横暴な態度をとったことを反省しつつ
  何事もなく終わったことに、そう思い思わず口にでていた
  　
  明日、今日見たいにならないようにしっかり休まないとな
  　
  そう思い、ベッドに転がりこんだ