たかゃωさんとモバ友になろう!
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- 2009/4/25 14:56
- あの世行きタクシー?後編
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- そういえばタクシーに乗ってからまだ一度も運転手の声を聞いていない。
いや、そんな事は無口な運転手であれば説明がつく。
それとは違うもっと別の違和感…
!!!
俺はある事に気付いた!
運転手の後ろ姿はしっかり見えてるのに、バックミラーごしに運転席を覗くと座席だけが見え誰も座って居ないのだ。
なんてこった…
周りを見るとそこは霊園
これはヤバぃと感じ、必死にドアをこじ開けようとした。
『くそ!開かねぇ!!』
俺は諦めて幽霊タクシーでのドライブを楽しむ事にした
って、んな訳ねぇだろ!
もう訳がわかんなくなってなんとか逃げ出そうと、後ろからハンドルを握り思い切りぶん回してやった。
キキキィィイィイイッ!
車は勢いよくスリップし停止した。
そしておもくそにドアを蹴り飛ばした。
…開いた
俺は車を降りダッシュで墓場を駆け抜けた。
なんか墓場からいろんな声を聞いたけど無我夢中でその場から逃げた。
息を切らして走っていると、外は明るくなっていた。
気付けばそこは友人と行った飲み屋街。
そう、さきほどまで酒を飲んでいた店がある場所だ。
酔いは完全に醒め、落ち着きを取り戻した俺は友人にをかけ、さっき起きた事を話したが『酔っぱらって夢でも見たんだろ?』と言われるだけだった。
酔っぱらいの言うことだ。
誰も信じるはずがない。
さすがにタクシーに乗る気にはなれず、1人で居るのが不安だったので友人を呼び出し一緒に歩いてホテルまで帰ってもらうことにした。
あれは夢だったのだろうか…
もしあのままタクシーから降りれなかったら何処へ連れて行かれたのだろう…
- そういえばタクシーに乗ってからまだ一度も運転手の声を聞いていない。