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    • 2013/7/15 0:19
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    • このところ仕事が忙しいなか、寝る時間を削って本棚からノンフィクション系の書籍を引っ張り出して読み返している。
      『羆嵐』『説得』『完本毒蛇』 『凍』
      これらは過去の事象を作家が丁寧に調べあげ、文章として整理し 、時には自分の思想を織り交ぜながら作り上げた作品だ。どれも素晴らしい。読みごたえがある。
      だが事象の当事者本人が荒削りな文章で書き綴ったエッセイが、作家が作り上げた同じ事象をテーマとしたノンフィクション小説を食ってしまう事がある。
      沢木耕太郎『凍』を食った山野井泰史『垂直の記憶』が良い例だろう。
      奇跡とまで言われた、山野井泰史、妙子夫妻のギャチュンカンからの生還は、沢木が『凍』として一冊のノンフィクション小説にまとめあげた。だが、山野井の『垂直の記憶』の中でのギャチュンカンは、それまで山野井が登ってきた数々の名峰の一つでしかない。乱暴に言えば文庫本の中におさめられたエピソードの一つでしかない。
      だからこそ余計なものが削り落とされ、読む者の心にストンと落ちてくる入り込む文章なのではないだろうか。

      お盆まで後一月、また今年も『墜落遺体』を本棚から引っ張り出すかな。

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