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- 2012/7/26 4:00
- ブラさとし 神田1 山梨中央銀行東京支店
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- 今日は、以前サイクリングに出かけた際に撮った写真で、前々から書こうと思っていたものを取り上げます。
写真は、神田駅付近にある山梨中央銀行東京支店ですが、今まで紹介した建物の中では、旧東京市電本社ビルと並ぶ、一番小さい部類になります。
まず、山梨中央銀行は1874(明治7)年に開業した興益社を前身として、その後1877(明治10)年に我が国9番目の「第十国立銀行となり、1897(明治30)年に私立「第十銀行」となりました。
こちらの建物は1931(昭和6)年に、徳永庸の建設により第十銀行東京支店として建立されました。1Fは荒い仕上げの石積で2F、3Fは第一生命館のような、矩形でオーダーが簡略された列柱が見られ、昭和初期に見られた典型的な銀行の佇まいを現在にも知らせています。
第十銀行は1941(昭和16)年に有信と合併し、現在の山梨中央銀行となりますが、ここも例外に洩れず、東京を襲った空襲で被害を受け、当時と若干建物の趣が違っていたそうです。
あと、場所柄、バブル期には、取り壊して高層化し、貸事務所として活用する案が、内外から幾度も持ち上がるも、結局は取り壊されず、現在に至り、千代田区景観まちづくり重要物件にに選定されています。
- 今日は、以前サイクリングに出かけた際に撮った写真で、前々から書こうと思っていたものを取り上げます。