ひこ一さんの日記

更新する

- 2019/4/4 11:10
- 実は4……閲覧注意です！
- コメント(0)
- 閲覧(22)
- 今にして思えば、通夜の時、お坊様が、おかしかったんだよね！お経の途中で、祭壇の方に向かったり、色々と動き回ってさ、自分も？って思ったけど、それよりも、彼女の為に一生懸命に心の中で、お経を唱えていたんだ！通夜が終わって実家に帰って、生まれて初めて自分の意思で、彼女に伝えきれないほどの手紙を書いてさ、次の日の本葬の時に、棺に入れてもらうようにね！涙が止まらなかったよ！そんで、朝早く、式場に向かったんだ！少しでも彼女の側に居たくて！式場に着いたら、彼女の弟さんが、「彦一さん、ちょっと！父から話があるので」って言われてね、何を言われるんだろうって、凄く緊張しながら彼女のお父さんの所に行ったんだ！彼女のお父さんは、祭壇の横にいて、俺を見て昨日の通夜の後の事を話してくれたんだ！彼女の家族は、明日が最後になるから、式場に泊まったんだけど、何故か帰ったと思ったお坊様が居たんだって、「お坊様、どうしたんですか？」って聞いたら、お坊様が、「実は、お経を唱えてる最中の時に、あれだけある花の中で、一輪だけ、静かに揺れている花があって、それが気になって、経を唱えてる最中だけど、他の花も確認しても、その花、一輪だけなんです！式の最中、ずっと…それが気になって戻って来ました。その花を上げた方は故人とは、どういう関係の方ですか？」って、その花って、俺が彼女の為に選んだ花、だったんだよね！その話を聞かされて、もう人目を憚らず、大号泣だよ！もう悲しくて、辛くて、どうしようもなくて、式場の外に出て大声で泣いてね！今でも、思い出すと涙が出て、どうしようもないけどね！そんな事があったんだ！