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    • 2011/2/21 20:05
    • 小説 1ー上
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  • "アバター"
    • ウキウキのお嬢様、汗をダラダラなメイドがいた。
      2人はチェス盤を間に挟んで対面していた。
      白が黒を攻めているようである。
      足を組み直し、腕を組んで胸を張るとお嬢様は言い放つ。
      「歌音、言いたいことあるよね?」
      チェス盤を凝視していた顔をギギギと上げたメイド、歌音は真っ青であった。
      「ひゃい、参りましたです…」
      肩を落とした。
      服装がメイドなのにエプロンを付けておらず、やけに薄着であった。
      お嬢様、であり美少女であるのに自分から美を台無しにした笑いを張り付けている。
      「あぎゃあぎゃあぎゃ!!さあ、何を脱いでもらおうかね~」
      笑い声が不気味なため歌音は涙目で、ふるふる子犬のように震えていた。


      つづく

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