バターズさんとモバ友になろう!
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- 2010/8/2 18:17
- 鉾田のビーナス①
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- 土曜、大洗の花火大会いきたいといきなりの電話だったが友達と繰り出すことにした。友達のサオリは私よりすこし年上の今流行りの婚活肉食系女子。気位が高めなのであまり逆らわないことにしているスイーツ姉さんである。「女同士で花火も良いよね」そう言ったサオリのまぶたは薄緑色に輝いていた。私は知っていた。サオリの緑は勝負の緑。ナンパされる気満々だ…私は静かにそう悟った。
5時前に着いて、とりあえず時間までなにかということになり、私はかねふくのめんたいこ工場見学がしたかったので持ちかけてみたが、もちろん却下された。ひたちなかのショッピングモールへ行きたいという彼女。遠いなと思いながらももちろん口には出さない。
阿字ヶ浦を通りすぎようとしたその時、ヒッチハイクをしている二人の若い男が飛び出してきた。「止めて!乗せよう!」とサオリ。私は素直に止まることにした。
泳いだ後と思わしい男達は「あざーす!」と連呼しながら乗り込んできた。それぞれヨウヘイ・タツヤと名乗り、鉾田住みの23歳だと言った。私の携帯が鳴った。サオリからメールだった。『うちらも23だってことにしよ!あたしヨウヘイね』私は2つ、サオリは5つ歳をサバよんだのだった。私もどちらかといえばヨウヘイだったが『おk』と返信した。
海岸線の駐車場に車を停めて話をした。打ち解けてきて2対2だし花火大会に一緒に行こうよと提案された。サオリは待ってましたとばかりに「賛成!うちらも寂しかったの!」と言い放い、今日一番の笑顔を見せた。サオリが冒頭で放った『女同士で花火も良いよね』という言葉が虚しく私の頭に響いた。
席替えをし、サオリはヨウヘイの隣に座る。執拗なまでに質問攻めをしていた。私はタツヤと盛り上がっていた。エヴァ厨でなかなか話せる奴であった。
途中2対2に別れて海辺を散歩などした。提案したのはサオリ。「あとは若いもの同士でということで♪」と、ババアみたいな台詞を吐いていた。
私はタツヤと一緒にエヴァの話をしたり、岩場で小さなカニや魚と戯れたりしていた。
するとまた私の携帯がなる。サオリからメールだ。『そっち盛り上がってる私は全然
合流しよ
そっちにしておけばよかった
』なに怒ってるのかわからないがとりあえず口答えはせず『おkk』とだけ返信しておいた。
気がつけば辺りは暗くなってきた。そろそろサンビーチに行こうと、四人は車に乗り込んだ。
②に続く
- 土曜、大洗の花火大会いきたいといきなりの電話だったが友達と繰り出すことにした。友達のサオリは私よりすこし年上の今流行りの婚活肉食系女子。気位が高めなのであまり逆らわないことにしているスイーツ姉さんである。「女同士で花火も良いよね」そう言ったサオリのまぶたは薄緑色に輝いていた。私は知っていた。サオリの緑は勝負の緑。ナンパされる気満々だ…私は静かにそう悟った。